曇、稍重馬場の大井競馬場で行われた3歳世代のダート王決定戦・第11回ジャパンダートダービー(JpnI・2000m・1着賞金5000万円)は、4番人気のテスタマッタ(岩田康誠騎乗)が2分04秒5のタイムで勝ち、3歳ダート王の座についた。
ゴールデンチケットが先手を奪ってスーニ、グロリアスノア、ワンダーアキュートが差無く好位集団を形成して追走。その後にダイナマイトボディ、シルクメビウスがつけ、テスタマッタはその直後を進んだ。3コーナーではJRA勢6頭が前を占めて直線ではスーニ、ワンダーアキュート、グロリアスノアと先頭から遅れだす中、テスタマッタが粘るゴールデンチケットをかわすと、外から追い上げたシルクメビウスを振り切って先頭でゴールに飛び込んだ。シルクメビウスは2馬身差の2着、逃げたゴールデンチケットが4馬身差3着に粘った。4着にはグロリアスノア、5着にはワンダーアキュートが入って掲示板はJRA勢が独占した。1番人気のスーニは3コーナーで手応えが怪しくなり直線は失速、6着と敗れた。
勝ったテスタマッタは父Tapit、母Concern(その父Difficult)という血統の3歳牡馬。昨年10月に京都で芝の新馬戦を勝った後芝のレースで勝ち星を挙げられなかったが、初のダート戦だった5月31日の500万条件戦(1400m)を豪快に差し切って快勝。前回6月20日の出石特別(ダート1200m)でも古馬相手に上がり34秒4の末脚で差し切り勝ちを収めていた。通算成績は8戦4勝。
昨年9月に開業した村山明調教師はこれが重賞初勝利。ちなみに、村山調教師の初勝利もこのテスタマッタが新馬戦で挙げたものだった。
<レース後の関係者のコメント>
1着 テスタマッタ
(岩田康誠騎手)
「距離に関して少し不安があったのですが、返し馬で馬を落ち着かせて欲しいという指示があって、レースでもうまく落ち着いて走ってくれました。思った以上に凄い瞬発力でビックリしました。気性が勝っているタイプなんですが、この瞬発力がセールスポイントですね。これからもテスタマッタを応援してください」
(村山明調教師)
「日本ダービーを目指していたんですが、勝ち上がることが出来ずダートに切り替えて、1000万下を勝った後にこのレースに登録しようと決めました。2000mはエリカ賞で負けていたのですが、あの時は引っ掛かっていたので、折り合えば無理ではないと思っていました。でも、ここまで上手くいくとは思いませんでした。レースは岩田騎手が考えて、位置取りが後ろ過ぎないように乗ってくれました。いかに落ち着かせて走るかがカギでしたが、上手く行って良かったです。ゴールした瞬間に嬉しさがこみ上げてきましたね。この馬には牧場時代から乗っていて、ずっと一緒に頑張って来ました。ここまで来てくれるとはビックリしています。今後についてはオーナーと相談して決めます」
2着 シルクメビウス (田中博康騎手)
「結果的に、動くのが若干早かったかもしれません。距離は問題ないし、頑張っています」
3着 ゴールデンチケット (武豊騎手)
「スタートで滑ってしまいました。それに、2番手の馬と呼吸が合いませんでしたね」
4着 グロリアスノア (小林慎一郎騎手)
「プラス体重でしたが具合は良かったし、自信を持って乗れば結果はついてくると思っていました。折り合って手応えも良かったのですが、最後は一杯になってしまいました」
6着 スーニ (内田博幸騎手)
「イレ込んだり、少し行きたがったりするのはいつもの事。今日は3コーナーで手応えがありませんでした。この馬には距離が長いようですし、他の馬も成長していますからね」
(取材:小塚歩)
お知らせ:

