大井競馬場で行われた伝統の長距離重賞・第54回大井記念(SII・2600m・1着賞金2500万円・出走16頭)は、4番人気のライジングウェーブ(酒井忍騎乗)が初の重賞挑戦を見事白星で飾った。勝ちタイムは2分49秒4。
フリートアピールが先手を取ったがマズルブラストが離れず2番手につけ、この2頭が1周目スタンド前から後続を離し、好位でライジングウェーブ、クレイアートビュンが追走する展開。1番人気バグパイプウィンドと2番人気ルースリンドは中団を進み、2周目3コーナーでマズルブラストが単独先頭に立って後続を離して4コーナーへ。しかし直線ではライジングウェーブが2番手から一気に先頭に立って押し切った。バグパイプウィンドは直線追い込んだが2馬身届かず2着、さらに2馬身差の3着に10番人気クレイアートビュンが粘り、ルースリンドは6着、昨年の勝ち馬コウエイノホシは9着に敗れた。
勝ったライジングウェーブは父メイショウドトウ、母ボーイントンキャニオン(その父Gone West)という血統の6歳牡馬で、船橋・岡林光浩調教師の管理馬。デビューから4歳時までは休養を挟みつつの出走でキャリアは8戦と浅かったが、昨年は1年間で8戦して着実にクラスを上げ、今年は年明けのA3特別戦から3連勝と勢いに乗ってこのレースに挑んでいた。通算成績は20戦12勝、2着5回3着3回とまだ1度も馬券圏内から外れていない。
<レース後の関係者のコメント>
1着 ライジングウェーブ
(酒井忍騎手)
「よく頑張ってくれました。馬に感謝しています。だいぶ折り合いがつくようになって、長い距離も合うと思っていたので楽しみにしていました。レースでは自分の馬のペースを守って走らせよう、と心掛けました。手応えも十分ありましたし、ためすぎると味が出ない馬なので、強気に動いて行きました。自分の期待以上に馬が応えてくれましたね。大事に使っている分どんどん良くなっていますし、まだまだ力をつけていけると思うので、これからも楽しみです」
(岡林光浩調教師)
「これまで体質が弱くて順調に使ってこられなかった分、今日は本当に嬉しい重賞制覇になりました。血統的なものもありますし、酒井騎手が乗るようになってから折り合いがつくようになったので、このレースに使うことにしました。レース前にジョッキーと作戦は考えていましたが、その通りに乗ってくれましたね。ただ、最後の直線は見ていて長く感じました。レースの後馬が少し疲れた様子でしたしここまで大事にしてきた馬ですから、これから休ませて次については考えます」
2着 バグパイプウィンド (的場文男騎手)
「勝った馬が強かったよ」
3着 クレイアートビュン (張田京騎手)
「いい位置で競馬が出来ました。もまれても大丈夫でしたよ」
4着 マズルブラスト (石崎駿騎手)
「行けたら行ってしまっていいよ、とは言われていたんですが、2コーナーで我慢が利かなくなってしまいました。折り合いがつかなかったですね」
(取材:小塚歩)
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