中山11Rの第60回朝日杯フューチュリティステークス(GI・芝1600m)は2番人気セイウンワンダー(岩田康誠騎手)が優勝、GI初制覇を飾った。中団追走から直線馬群を捌いて内ラチ沿いに持ち出すと一気の伸び脚で抜け出し、ゴール前外から急追したフィフスペトルをアタマ差振り切ってゴールに飛び込んだ。勝ちタイムは1分35秒1(良)。2着に5番人気フィフスペトル。後方から早めに動いた1番人気ブレイクランアウトはゴール前脚色が鈍り、さらに1/2馬身差の3着に終わった。
セイウンワンダーは栗東・領家政蔵厩舎の2歳牡馬で、父グラスワンダー、母セイウンクノイチ(母の父サンデーサイレンス)。通算4戦3勝で、重賞は08年新潟2歳S(GIII)に次ぐ2勝目。
~レース後のコメント~
1着 セイウンワンダー(岩田騎手)
「休み明けで心配でしたが、馬がうまく仕上げてあったので勝てました。馬がレースを上手に出来ていて、道中はいい手応えがありましたね。内に突っ込んで行くようにしました。最後にフィフスペトルが迫ってきて少し焦りましたが、勝ててよかった。今後も楽しみな馬ですね」
(領家師)
「強いのは分かっているんですが、間隔が開いていたのでそれだけが心配でした。スタートをきちんと切れたので半分安心していました。ただ、3~4コーナーで少し反応が悪かったのはそのせいでしょうね。それでもそこから伸びて来て凌ぎ切ってくれたのは根性でしょう。掛かって行く馬ではないので距離も心配していません」
2着 フィフスペトル(ルメール騎手)
「道中はリラックスしていていい感じでした。最後内に持ち出してからは勝てると思いました」
(加藤征師)
「展開のアヤもあってこんな形になったが、惜しかった。ただ早生まれの馬だし、これからの馬。ある程度距離にメドが立ったのは収穫」
3着 ブレイクランアウト(武豊騎手)
「大事に行き過ぎましたね。少し仕掛けも早かったです。馬自体は勝つ資格のある馬です。人間(騎手)が休み明けだったので、来週はひと叩きして期待できるんじゃないかな(笑)」
(戸田師)
「武騎手は『仕掛けが早かった…』というふうにフォローしてくれましたが、馬の方がもうワンパンチ欲しいというか、お勉強が必要かもしれません。4着の馬を交わした段階でもういいやと止めようとしていました。その辺りをもう一度やり直して教えていく必要がありますね」
4着 ホッコータキオン(飯田師)
「やはり外枠がきつかったかな。いいレースだったが、最後タルくなったね」
6着 ミッキーパンプキン(ペリエ騎手)
「馬場が悪い印象があったので、ちょっと外に出そうとしたらゴチャついて控える形になってしまいました。もう少し前に行きたかったですね。力を出し切れませんでした。それに今日はこれまでより相手も強くなっていましたから」
7着 シェーンヴァルト(北村友騎手)
「ゲートの出方はあんなものかな。1コーナーで外から寄せられて位置取りが悪くなってしまいました。中山1600mの内枠が堪えてしまいました。折り合いもスムースなので、もっと長い距離での勝負で巻き返したい」
8着 エイシンタイガー(内田騎手)
「状態もよく、4コーナーの手応えも絶好だったんですが…少し距離が長いのかもしれません」
9着 オメガユリシス(北村宏騎手)
「スタートで遅れた分、流れに乗れませんでした。ハミを少し噛んでいましたし、追い上げ切れませんでした。距離は徐々に対応出来そうですね」
12着 トップオブピーコイ(勝浦騎手)
「道中はいい感じも、止まってしまいましたね」
13着 ブラストクロノス(江田照騎手)
「練習では平気なのに、競馬に行くとゲートが悪いですね。流れに乗れませんでした」
14着 ツルマルジャパン(松岡騎手)
「ブリンカーの効果はあったんですが、馬が引っ掛かってしまった。1度うまくいかなくなると走らなくなってしまう…。能力のある馬なので後は気持ちの問題じゃないかな。距離もこの馬には1200m、1400mの方が合っている」
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