大井競馬場で行われた牝馬の重賞第5回TCKディスタフ(1着賞金1500万円、ダート1800)は、人気的には大混戦となっていたが、1番人気に支持された昨年の勝馬パフィオペディラム(船橋・岡林光浩厩舎、左海誠二騎乗)が直線で抜け出して勝った。
パフィオペディラムは逃げた4番人気のザッハーマインの3番手を進み直線に入ると一気に先頭を奪い、中団から追い上げた伏兵7番人気のダイワオンディーヌの追い込みをクビ差凌いで連覇を達成した。
後方から内を突いて追い上げた10番人気のパノラマビューティが3着に入り、逃げたザッハーマインは4着に粘った。
人気薄の2頭が2、3着を占め、3連単の配当は10万円を超えた。
勝ったパフィオペディラムは父フサイチコンコルド、母シュンラン(その父サンデーサイレンス)という血統の5歳馬。ホッカイドウ競馬札幌でデビューし3連勝で重賞栄冠賞を制覇。3歳になって船橋転入。浦和の桜花賞は3着だったが、3歳時は目立った成績は残せず、秋シーズンは休養に充て、4歳になった去年は4月から始動。徐々に調子を上げ2連勝のあと重賞トゥインクルレディー賞で2着、そして10月のTCKディスタフで待望の南関東転入後初重賞制覇。今年は4月のしらさぎ賞(浦和)で2着、9月には牡馬相手のアフター5スター賞で3着となるなど好レースを続けていた。通算成績は27戦9勝。
レース後の関係者のコメントは以下のとおり。
1着 パフィオペディラム
(左海誠二騎手)
今日は負けちゃダメだというぐらいの気持ちで乗りました。行く馬がいなければ行こうという気持ちで内の馬を見ながらレースを進めました。早めに先頭に立ちましたが、最後は外から追い込む馬がいて必死でしたね。ゴール過ぎて残っているのがわかってホッとしました。
(岡林調教師)
去年は勢いがありましたが、今年はなかなか勝てなくての出走で違う喜びがあります。この1年、力はあるのになかなか勝てなかったけど、斤量が軽くないとダメだとわかりました。今回もいい状態で出走できましたし、自信はなかったですがいいレースはしてくれると思ってました。この勝利で南関東では上位の力を証明できたと思います。この後はまだハッキリはしませんが、クイーン賞を目標にするつもりです。
2着 ダイワオンディーヌ(高野毅騎手)
いいポジションでレースができました。先生の指示通りに中団の内で完璧に乗れました。うまく外に出せたしイケルと思ったんですけど。悔しい結果になりました。馬は良く頑張ってますが。
4着 ザッハーマイン(戸崎圭太騎手)
いきなりの重賞でこれだけ走るんだから大したもんです。距離の1800も問題はありませんでした。慣れてこればもっとやれると思うし、根性のある馬ですよ。
6着 シールビーバック(今野忠成騎手)
好位置に付けてガマンするレース。だけどだんだん頭が上がってしまって。今日は物見もしてたみたいですね。
8着 サイレントエクセル(板垣吉則騎手)
だいぶ立ち直ってきました。期待はしていたんですが。この結果は現時点でのレベルの差かもしれません。
(取材:舩山陽司)
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