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大井競馬場で行われた伝統の長距離重賞・第45回東京記念(SII・2400m・1着賞金3000万円)は、帝王賞以来の実戦だった1番人気のルースリンド(内田博幸騎乗)が2分40秒5のタイムで勝って人気に応えた。

 スローペースで流れたレースは残り1000m付近から徐々にペースが上がり、4コーナーでは2周目の3コーナーで先頭に躍り出たセイワクリスタルと、これを追いかけたマズルブラストが後続を引き離し、やや離れた3番手にルースリンドが続いて直線へ。直線ではマズルブラストが抜け出して押し切りを図ったが、ルースリンドがじわじわ差を詰めてゴール前でキッチリ差し切った。2番人気マズルブラストが半馬身差2着、6馬身離された3着が3番人気ケイアイプラネットだった。人気順通りの決着で馬連は270円、馬単は440円、3連単も1090円と低配当となった。4着はセイワクリスタル、5着はロングウェーブ。

 勝ったルースリンドは父エルコンドルパサー、母ルーズブルーマーズ(その父Deputy Minister)という血統の7歳牡馬で、船橋の矢野義幸厩舎所属。JRAでデビュー後3歳秋に船橋に移り、転入後12戦で10勝を挙げて初めての重賞出走となった2006年の金杯も2着と善戦。その後南関東の重賞戦線の常連となり、昨年のスパーキングサマーカップで重賞初制覇を飾った。浦和記念2着、東京大賞典4着などダートグレード競走でも善戦を続けていたが、今年の帝王賞ではスタート後に躓く不利もあって12着と敗れ、夏場は休養してこのレースが復帰戦だった。通算成績は33戦13勝(うちJRA9戦0勝)で、重賞勝ちは今年の金杯(SII)以来通算3度目。

<レース後の関係者のコメント>
1着 ルースリンド (矢野義幸調教師)
「ここまで立て直しに時間がかかって、手探りで調整を続けてきました。正直、今日のデキに関しては心配していました。道中ももう一つの動きで、外から馬に来られると気にしていましたね。最後もヒヤヒヤでした。ただ、使い込んでいない馬ですし、上積みもあるかもしれません。この後は、東京大賞典が大きな目標になるでしょう」

(内田博幸騎手)
「久々のせいもあって、反応は良くなかった。最後は地力でなんとか差し切ってくれた。この馬は直線に向くと必ず伸びてくれるので、馬を信じて追いました」

2着 マズルブラスト (張田京騎手)
「具合はとにかく良かった。追ってからの伸びが勝ち馬のほうが上だったね。いい競馬をしているし、何とか勝たせてあげたかったけどね」

3着 ケイアイプラネット (的場文男騎手)
「一瞬かかったけど、なだめながらの追走。初めての距離だし、よく走っているんじゃない。距離は2000mぐらいが良いね」

(取材:木和田篤)


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