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川崎競馬場で行われた3歳牝馬によるダートグレード競走・第44回関東オークス(JpnII・2100m・1着賞金3200万円)は、2番人気のユキチャン(武豊騎乗)が、後続に8馬身差をつける圧勝で白毛馬として初の重賞勝ちを飾った。勝ちタイムは2分14秒7。
 ユキチャンは2番手追走から1周目のスタンド前で先頭に立つと、3コーナーから徐々に差を広げ、直線は完全な独走態勢。最後は後続を8馬身突き放す圧勝劇を見せた。
 2着に後方追走から追い込んだ1番人気プロヴィナージュ、さらに4馬身離れた3着に東京プリンセス賞の勝ち馬ブライズメイトが入った。4着はミスガイア、5着はカミノミライだった。3番人気のカレイジャスミンは直線で失速し7着に敗れている。

 ユキチャンは父クロフネ、母シラユキヒメ(その父サンデーサイレンス)という血統の白毛の3歳牝馬。昨年夏の福島でのデビュー戦は出遅れが響き14着と大敗したが、5か月休養後の2戦目(中山ダート1200m)で初勝利を挙げた。オークスへの出走権を懸けて挑んだ前回のフローラステークスは7着と敗れたが、初勝利を挙げたダートに戻って強さを見せ付けた。JRA・美浦の後藤由之厩舎所属で通算成績は5戦3勝。

[払戻し]
単勝  13        280円
馬連  10-13     460円
馬単  13→10     910円
3連複 10-11-13 2140円
3連単 13→10→11 6970円

<レース後の関係者のコメント>

1着 ユキチャン(武豊騎手)
「今日は注目を集めて緊張しましたが、可愛いだけではなくて強い姿を見せられてホッとしました。返し馬でのダートの走りがすごく良かったので、期待してレースに臨みました。最初から先行しよう、と思っていました。スタンド前で馬が力んでいたので、逆らわずに先頭に立ちました。先頭に立ったら気分よく走ってくれました。お父さんのクロフネのようなパワフルな走りなので、早めに動いていきました。勝てて良かったです」

(後藤由之調教師)
「勝つときは大楽勝だと思っていました。ただ、不確定要素が多いので分からなかったのですが、いい結果が出せてよかったです。白毛馬の重賞初勝利と言われてもピンと来ません。厩舎にゆかりのある血統で勝てたのが嬉しいです。お母さんのシラユキヒメは体質が弱かったですし、お兄さんのシロクンはノド鳴りがありました。でもユキチャンは立派な体をしていて、動きにもやわらかさがあります。レースを使うことによってどんどん強くなってくれました。芝のオークスを目指していてダートに路線を変更したのに、体調が変わらず来ていて、本当に扱いやすい馬です。今後については白紙です。ジャパンダートダービーに使うとも使わないとも言えません。もっと上を目指せるように、気を引き締めたいですね」

7着 カレイジャスミン (内田博幸騎手)
「走りがいま一つでした。初めてのナイターとかダートとかじゃなく、疲れているのかもしれません。3コーナーではもう手応えがありませんでした」

12着 マサノミネルバ (戸崎圭太騎手)
「このレースを使って変わってくるでしょう。距離も少し長かったですかね」

(取材:舩山陽司)

※川崎競馬場によると、今日の入場者数は1万5882人で、昨年の関東オークス当日と比べて3000人以上多かったとのこと。


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