東京11Rの第58回安田記念(GI・芝1600m)は2番人気ウオッカ(岩田康誠騎手)が優勝、07年日本ダービー以来約1年ぶりの復活勝利を飾った。道中は内々の3~4番手につける先行策。直線に入ると残り300mで逃げるコンゴウリキシオーを交わして早々と先頭に躍り出、そのまま後続を3馬身1/2突き放した。勝ちタイムは1分32秒7(良)。2着には2番手を追走した5番人気の香港馬アルマダが残り、さらに3/4差で3着に9番人気エイシンドーバーが入った。1番人気スーパーホーネットは中団追走から直線伸び切れず8着に敗退。4番人気スズカフェニックスは5着、3番人気の香港馬グッドババは17着。
ウオッカは栗東・角居勝彦厩舎の4歳牝馬で、父タニノギムレット、母タニノシスター(母の父ルション)。通算15戦6勝。
~レース後のコメント~
1着 ウオッカ(岩田騎手)
「追ってからの反応は本当に気持ちよかったですね。さすがダービー馬ですよ。位置取りについては、昨日からの馬場、馬の気持ち、枠順から前で競馬をしようと思っていました。追い切りの時は馬場が悪くてもう一息の感触でしたが、良馬場だとさすがですね。4コーナーを回って迷わずコンゴウリキシオーの後につけましたが、一瞬で抜けてしまいました。頭が下がりますね。抜けた後は凄い加速力でしたから、もうついて来られないだろうと思っていました。足音が聞こえませんでしたよ」
2着 アルマダ(サイズ師)
「逃げ馬について行くようにという指示でした。うまく走っていたんだけどウオッカの脚は凄かった。調子がよければ来年また来たい」
3着 エイシンドーバー(福永騎手)
「イメージ通りの競馬は出来たけどウオッカは強かったね。荒れ馬場も得意じゃないんだけど、うまく3コーナーを乗り切れて狙い通りのポジションを取れました。よく頑張ってくれましたよ」
4着 エアシェイディ(後藤騎手)
「イレ込みがパドックから酷くて大分気を使ってしまいました。もう少し併せ馬の形になってくれれば頑張ってくれるんですけど、離れた形になってしまいました。勝った馬は次元が違いましたね。休み明けでこれだけ走れればいよいよGI級じゃないかな」
(伊藤正師)
「前の馬と間がなければもう少し伸びましたね。内外離れたのが残念です。大分精神的に落ち着いてきているんですが、今日は馬房で緊張していたようで、馬場に出てから尿をしていましたね。仕上げに掛かるとまだマイナス面に作用しているようです。7歳になりましたがもう少しどっしりしてくるように作っていきます」
5着 スズカフェニックス(武豊騎手)
「レースっぷりが歯痒いねぇ。いい感じなんだけどスパッと弾けてくれないというか、状態はいいんだけど…」
6着 コンゴウリキシオー(山内師)
「いや、よく頑張っているんですが、体がまだ本物じゃなかったですね。それでもあそこまで頑張っているんですから偉いですよ。6歳だけどもう一度立て直して、秋、頑張ります」
7着 キストゥヘヴン(勝浦騎手)
「直線でスムースさを欠いてしまいました。もう少しうまく乗れていれば…。でも前より落ち着きが出て引っ掛かる心配はもうないと思います」
8着 スーパーホーネット(藤岡佑騎手)
「感じはよかったです。ゲートで半馬身遅れてしまいましたがスムースには行けました。ただ残り1ハロンで脚が上がってしまいました」
(矢作師)
「どうもすみません。今日はゲートをポコっと出て遅れてしまいましたね。その後道中はスムースに行っていたんですが、久々に直線で止まった姿を見ました。体は思った通り作ったつもりなんですが、敗因がちょっと分かりませんね。美浦に滞在させて結果を出そうと頑張ったんですが、調教師の腕が悪かったんでしょうね。もう一度やり直します」
9着 オーシャンエイプス(吉田豊騎手)
「一瞬来るかと思ったけど最後は止まってしまいました。2、3着争いならあるかなと思ったんですが…。でもまだこれからですよ」
15着 ピンクカメオ(蛯名騎手)
「前に乗った時と雰囲気が違っていた。何かピリピリしてるような感じでした」
17着 グッドババ(シュッツ師)
「今日はいつものグッドババではなかった。体も減っていた。非常に興奮して汗もかいていてゲートの中から行きたがっていた。コースが合わなかったとは言えないが、あんなに負けるとは思わなかった」
18着 アイルラヴァゲイン(松岡騎手)
「ウオッカと同じところでいいところにいたんだけど、やっぱり距離が長いかな」
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