お知らせ:

競馬実況web

日本時間の今朝、ニューヨーク郊外のベルモントパークで行われたアメリカ3歳3冠の最終関門ベルモントステークス(賞金総額100万ドル、ダート1マイル2分の1=約2400メートル、9頭)は、好スタートから終始ペースを握った単勝最低人気のダタラ(父ティズナウ)が最後まで逃げ足衰えず結局2着に5馬身4分の1差をつけて逃げ切った。
 5戦無敗で2冠を制し30年ぶりの3冠を狙ったビッグブラウンは1コーナーで挟まれるなど終始スムーズさを欠くレースで4コーナーでは戦意喪失。騎乗したデザーモ騎手が馬をいたわるように最後は歩くような形でゴール。大差のシンガリ負けとなった。

 全馬の成績は以下のとおり。

1着 6番 ダタラ (A・ガルシア)    2分29秒65
2着 4番 デニスオブコーク (R・アルバラード)  5馬身4分の1
3着 8番 アナクナカル (J・ルパルー)      2馬身4分の3
3着 9番 レディーズエコー (J・ヴェラスケス)  同着
5着 3番 マッチョアゲイン (G・ゴメス)     3馬身
6着 7番 テイルオブエカティ (E・コア)    7馬身4分の1
7着 2番 ガダルカナル (J・カステリャーノ)  6馬身2分の1
8着10番 イカバットクレイン (J・ローズ)    2分の1馬身
9着 1番 ビッグブラウン (K・デザーモ)   大差

※5番カジノドライヴは出走取り消し。

(JRA発表などによる)

 ビッグブラウンはプリークネスステークスのレース中に後脚の擦り傷が見られ、またこのレースの2週間前には蹄が欠ける症状の治療のために馬場での調教を3日休んでいた。
 圧倒的人気のビッグブラウンが負け、単勝は40倍近い高配当。連勝単式は300倍台、3連勝単式は3着が2頭の同着で2通りあったにもかかわらず、いずれも2000倍台の高額配当となった。
 人気薄2頭を出走させたニック・ジット調教師は1勝馬ダタラが優勝、2歳の重賞を勝った後はダービー7着など善戦止まりだったアナクナカルが3着同着と2頭共に好走させた。
 騎乗したアラン・ガルシア騎手は昨年ブリーダーズカップレース初騎乗だったフィリーアンドメアターフをラフドゥードで制し注目を集めた売り出し中のペルー出身の22歳の若手騎手。


お知らせ

お知らせ一覧