「ダービーWeek」の第4戦として大井競馬場(曇、不良)で行われた南関東牡馬3冠の第二関門・第54回東京ダービー(SI・2000m・1着賞金4500万円、出走16頭)は、10番人気のドリームスカイが4コーナー9番手から一気に差し切って勝った。勝ちタイムは2分6秒5。騎乗した戸崎圭太騎手は、昨年のアンパサンドに続いて東京ダービー2年連続優勝を達成した。
ディアヤマト、ギャンブルオンミー、ニックバニヤン、モエレラッキーの4頭が集団で先行して早めのペースでレースが進み、単勝1.4倍の1番人気ディラクエは中団から、ドリームスカイは後方4番手から追走した。直線では先行勢が前の争いから脱落する中、モエレラッキーが粘り込みを図ったが、外から伸びたドリームスカイが徐々に差を詰め、ゴール前でクビ差かわしてダービー馬となった。9番人気モエレラッキーが2着、7番人気コラボスフィーダが内から伸びて3/4馬身差の3着だった。ディラクエは直線で伸びきれず4着、3番人気ロイヤルマコトクンが5着で、羽田盃に続く2冠を狙った2番人気ニックバニヤンは10着と敗れている。
ドリームスカイは父スウェプトオーヴァーボード、母コクサイリボン(その父コリムスキー)という血統の3歳牡馬で、ディラクエと同じ川崎の内田勝義調教師の管理馬。昨年8月のデビュー2戦目から3連勝した後休養に入ったが、今年は勝ち星に恵まれずクラウンカップ10着、東京湾カップ4着と前哨戦で敗れ人気を落としての参戦だった。通算成績は10戦4勝で重賞は初制覇。
[払戻し]
単勝 10 4,880円
馬連 10-13 66,430円
馬単 10→13 170,020円
3連複 10-12-13 257,880円
3連単 10→13→12 3,250,920円
※ちなみに、この3連単の払戻金額325万920円は、2006年の第16回東京シティ盃(259万2690円)を上回り、TCK重賞史上最高配当となった。的中は3連単総票数352万4024票のうち80票。
<レース後の関係者のコメント>
1着 ドリームスカイ
(戸崎圭太騎手)
「自分の2年連続よりも、勝てたことが素直に嬉しいです。馬がよく走ってくれました。スタートで少し出遅れて、後方からのレースになりましたが、それが逆に良い結果に結びついたようです。道中はディラクエを見るような感じで行きました。最後は本当にいい脚で気持ちよかったです。差し切ったかどうかは必死で追っていたので分かりませんでしたが、ゴールした後に勝ったと分かりました。素直な馬でしっかり伸びてくれるし、もまれても大丈夫なので、これからも楽しみです」
(内田勝義調教師)
「状態は最高でした。血統的に2000mは不安もありましたが、渋いところがある馬なので大丈夫だろうと思っていました。前回のレースもこの馬が一番いい末脚を使っていたし、ジョッキーには、後方から末脚を生かすレースを…とお願いしました。ゴールした時には、嬉しさと申し訳なさが(ディラクエのことで)半々でした。今後は、馬の状態を見ながらオーナーとも相談して、どこを使うか考えたいと思います」
2着 モエレラッキー (張田京騎手)
「道中ようやく折り合ったと思ったらペースが緩くなるような感じで、これなら行った方が良かったかもしれません。でも折り合いを考えたらあれ以上は行けないし…。(最後に悔しさをにじませて)甘いねぇ」
3着 コラボスフィーダ (左海誠二騎手)
「よく走っているし、先々が楽しみになってきたね」
4着 ディラクエ (今野忠成騎手)
「ペースが落ちたところでスッと行きました。3コーナーでは行けると思ったんですが…。レースはやってみないと分かりませんね。直線で馬が少し嫌がる感じもありました」
(取材:小塚歩)
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