浦和競馬場で行われた統一ダートグレード競走農林水産大臣賞典第11回さきたま杯(Jpn3、1着賞金3000万円、ダート1400、12頭)は1番人気のメイショウバトラー(JRA栗東・高橋成忠厩舎、武豊騎乗)が最後の直線で内から抜け出て快勝、今月3日のかきつばた記念(Jpn3、名古屋)に続いて重賞連覇を飾った。
レースは好スタートのキングスゾーン(名古屋)に内からロッキーアピール(川崎)、外からアグネスジェダイ(JRA)が並びかけ3頭で先団を形成。それを追うグループにメイショウバトラーと2番人気のリミットレスビッド(JRA)、古豪ストロングブラッド(JRA)が並んで続き、10連勝(重賞2連勝)中で3番人気に推された大井のフジノウェーブは出遅れて後方からの追走。4コーナーを回ってもキングスゾーンの脚色は衰えず逃げ込み態勢に入ったが最内から一気に伸びたメイショウバトラーがゴールではアタマ差捉えていた。
先行したアグネスジェダイが1馬身差の3着に続き後方から一気に追い上げたフジノウェーブが1馬身半差の4着に入った。更にクビ差でリミットレスビッドが続いた。
勝ったメイショウバトラーは父メイショウホムラ、母メイショウハゴロモ(その父ダイナガリバー)という血統の牝7歳馬。通算成績は30戦10勝。
3歳の春にデビューしてその年3勝を挙げ秋華賞(7着)、エリザベス女王杯(12着)へも出走。4歳春には藤田騎手とのコンビで臨んだ小倉大賞典で初の重賞勝ち。
5歳時は故障で戦列を離れたが6歳になった春に復帰すると佐藤哲三騎手とのコンビでダート路線に矛先を向けプロキオンステークス、サマーチャンピオン、シリウスステークスとダートグレード競走を3連勝。その勢いで臨んだJBCマイルでもブルーコンコルドの2着と大健闘していた。
〜レース後の関係者のコメントは以下のとおり。
1着メイショウバトラー
(武豊騎手)
「勝てて嬉しいです。前回と同じく今回も状態は良かったですよ。今日はここ最近で一番良いスタートを切ってくれてスムーズなレースでした。。思い描いていた通りのレースが出来ましたね。浦和では良い結果が出せているので、また来たいと思います。その時は皆さんも応援しに競馬場に足を運んでください」
(高橋成忠調教師)
「暖かくなって馬が良くなっていますね。7歳ですが、やる気に溢れていますし、脚元の不安もありません。今は調整しやすいですよ。今日はスタートが良く、余裕を持ってゴールに向かえましたね。計算通りのレースが出来ました。やはり距離は1600mくらいまでがベストだと思うので、次はプロキオンSに向かうつもりです。秋の目標はJBCスプリントです」
2着キングスゾーン(岡部誠騎手)
「4コーナーで物見をしてしまいました。その分の差の負けでしょう。左回りなら交流重賞でも互角にやれますよ」
3着アグネスジェダイ(内田博幸騎手)
「3コーナー過ぎでは勝てそうな感じだったのですが、いざ追ってみると伸び切れませんでした」
4着フジノウェーブ(御神本騎手)
「スタートでトモを滑らせてしまいました。距離を考えて無理せず後方からレースをしました。終いは良く伸びてくれて一瞬、勝てるかとも思いましたよ。今日は敗れましたが、交流競走でもやれる手応えを掴めました」
5着リミットレスビッド(岩田康誠騎手)
「4コーナーでは良い手応えでしたが、追ってからそのままで、伸びてくれませんでした」
6着ディープサマー(酒井浩騎手)
「前回と違って、今日はガツンと行くところがありませんでした。おっつけていったのに、思っていたよりも位置取りが後ろになってしまいました」
(取材:舩山陽司)
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