ヴィクトリアマイルに出走を予定しているカワカミプリンセスについて、共同記者会見での関係者のコメントは以下の通り。
●カワカミプリンセスについて西浦勝一調教師
「冬場、北海道に放牧に出して、戻ってきたら輸送で体が減ってしまいました。これまで時間をかけて、すっかり良くなりましたが、今までは輸送で体が減ることも無かったのですけどね。
まずは馬体の回復に努めなければなりませんでしたが、2ヶ月半という期間で、落ちた体を元に戻しながら、その中でどんどん調教も進めて行かねばならず、最初は少し悩みました。秋華賞の時は、放牧も夏場でしたから良い感じで戻ってきたけど、今回は厳寒の北海道、寒さに耐えるため、体力を使っていたのでしょう。
先週の追い切りで、状態はすっかり戻りました。幸四郎君に気合をつけてやってもらったら、馬に張りが出てきました。もう完璧と言える仕上がり、馬のデキに関しては、秋華賞を勝った時と同じくらいのものにあります。
幸四郎君に関しては、若くて、思い切った競馬で大レースを勝っているし、バリバリのオープン馬がお手馬にいないことから、この馬が引退するまで手綱をとって欲しいと頼んだら、快く応えてくれました。彼なら、気性の激しいこの馬を、上手くなだめて乗ってくれると思います。(主戦を)彼に決めた時から、どうなろうと彼に任せることにしたし、思いっきり楽しんで乗ってもらいたいと思っています。
東京コースは、去年も2回行っているから問題ありません。マイルに関しては、復帰初戦ですから馬も走る気になっているので大丈夫でしょう。これが牡馬とのマイル戦ならちょっと考えさせられますが、今回は牝馬限定戦ですから、こなしてくれると思います。あとは普通に流れに乗ってくれれば結果も出るでしょうし、もちろん勝つつもりでいます。
まずはここに全力投球、その後のことは色々プランがありますが、後のお楽しみということで。去年はエリザベス女王杯で、ファンの皆様や、ヤマニンシュクルの関係者にご迷惑をおかけしましたが、今度はよれることなく強い走りを見せてくれると思っています」
●カワカミプリンセスについて武幸四郎騎手
「騎乗依頼を受けた時は驚きました、でも騎手の立場としては結果を出すしかないので、結果を出さなければとも思いました。プレッシャーもあるけど、これが仕事ですから。(引退までの騎乗依頼には)本当に、感謝の気持ちしかありません。
まさか自分が乗るとは思っても見ませんでしたが、以前は凄い馬、凄くタフな馬という印象でこの馬のことを見ていました。実際に乗ってみると、凄く気が強い馬で、僕が乗る時も、蹴るような仕草を見せ、とにかく怖いくらい気が強い馬なんです。でも、調教は乗りやすくて、僕は競馬でこの馬に乗ったことが無いので、カワカミプリンセスに僕が慣れることが大事だと思ってやってきましたが、大分わかってきたかなと思います。
特別、どうこう小細工するようなタイプでは無いと思いますから、イメージとして、とにかくスムーズなレースをしたいと思っています。結果を出すつもりで乗らないと失礼ですし、結果が出ると思って僕は騎乗します。勝利を求められる馬ですから、勝ちたいと思います」
(取材:中野雷太)
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