この時期は開門が5時30分の美浦トレーニングセンター、直後にウッドチップコースで3頭併せ、長めの最終追い切りを消化したフサイチジャンク。岩田騎手、池江泰寿調教師の共同会見もその直後、6時前の早い時間に行われた。
★フサイチジャンクについて岩田康誠騎手
「皐月賞は位置取りが後ろ過ぎたこともあっての3着でしたが、逆にあの位置から3着に来られる脚を持っていましたし、3コーナーからズブさを見せていましたが、そのズブさも、追い切りから無くなっていることを感じましたし、どんな展開でも対応できる強さもありますね。
先週は持ったままの追い切りで、馬が気分良く走っていました。今日は長めの追い切りだった分、最後はモタモタしましたが、雰囲気的には落ち着いていましたし、タフさを感じましたし、皐月賞前の追い切り時と比べると、馬が前向きになっているのを感じます。
東京コースは、難しい、ごまかしのきかないコースだと思います。馬場の状態が凄く良くて、内外の有利不利は関係なく、どこを通っても伸びると思います。展開がカギになるでしょうが、ジャンクのリズムで走ってきたいですね。ゲートを出てみないとわかりませんが、どんな展開にも対応できる馬ですし、とにかく賢い馬ですから、馬の気分次第で行きたいと思います。
道悪になっても、過去に経験していますし、皐月賞も多少渋っていましたから、全然苦にはならないと思います。
ダービーは毎年テレビで見ていた舞台、あの中に自分がいられることは夢が叶ったわけで、それにプラスして、ジャンクに乗せていただけることを幸せに感じますし、その幸せを噛み締めながら、レースを楽しみたいと思います。自分が舞い上がらないよう、馬のリズムを守れれば、結果が出ると思います。とにかく馬の能力を最大限引き出せるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします」
★フサイチジャンクについて池江泰寿調教師
「無敗と言っても、重賞経験の無いまま臨んだ皐月賞は、期待半分、不安半分という感じでした。3着という結果は悔しいし残念でしたが、内容的には重賞勝ち馬達と力差が無いことがわかったことは大きいと思います。
(美浦で調整したことについて)環境が変わると馬は戸惑うことが多いのですが、ジャンクは適応能力が高いので、そんなに心配していませんでした。本来なら、住み慣れた栗東で調整したかったのですが、美浦で親しい関係者によくしていただいたおかげで、人も馬も、良い環境の中で、順調に調整できたと思います。
先週はもう少し時計を出したかったのですが、岩田騎手がゴーサインを出した時の反応が良かったので、いい効果があったと思います。今朝は全体的な時計が速くなったせいで最後の末脚が少し鈍りましたが、これでしっかり息も出来たと思います。皐月賞時も良い仕上がりでしたが、今回はそれ以上の自信もありますし、何より一度重賞(皐月賞)で好走したことから、期待の方が大きいですね。
ジャンクはすごく手足の長い馬なので、中山の小回りより東京の方が合っていると思いますし、お母さんはオーストラリアのオークスで2着だった馬ですから、皐月賞より期待値も高くなります。
あとは岩田騎手にレースはお任せしていますので、リズム良く、楽しんで乗ってくれたら、結果はついてくると思います。
ダービーは、人生最大の栄誉、何としても欲しいタイトルです。僕たち調教師は何度でも挑戦できますが、フサイチジャンクは今週の日曜日が一生に一回のチャンスですから、とにかくいいレースをしてもらいたいと思っています。
生まれた時から注目度の高い馬で、今回のダービーでもきっと最大の注目を集めると思いますが、一番強い競馬をして、ジャンクが一番強い馬なんだということを証明したいと思います」
(取材:中野雷太)
お知らせ:

