大井競馬場では不良のコンディションのもと、重賞の第12回マイルグランプリ(1着賞金3500万円、ダート1600)が南関東の強豪15頭を集めて行われた。
レースは2番人気のナイキアディライトが先手を取ったがベルモントファラオ、ブルーローレンス、イブキオネストなどがそれを追う形で先団が形成され圧倒的人気のアジュディミツオーはそれらを見ながらの競馬。
3コーナー手前でようやく後続を離しにかかったナイキアディライトだが、すかさずアジュディミツオーが並びかけ、直線で難なく競り落とすと最後は独走を決め5馬身差で圧勝した。勝ちタイムの1分37秒2は1979年にカツスイセーが記録したタイムを26年8ヶ月ぶりに更新するコースレコードだった。比較的速いタイムの出にくくなったナイター開始以前には強豪が揃う1600メートルの別定戦は少なかったとはいえ、完勝に花をそえるものと言えよう。
2着には後方追走から早めに4番手に上がった13番人気のコアレスタイムが粘るナイキアディライトをゴール寸前に捉えて上がっている。
なお、3番人気のトキノコジローは馬体に故障を発症し、4コーナー手前で競走を中止した。
アジュディミツオーが圧倒的人気で単勝は140円だったが、ナイキアディライトとの組み合わせで馬連1番人気が2倍を割り、3連単の1番人気が10倍前後という堅いレースが予想された中、コアレスタイムの劇走で馬連、馬単は万馬券、3連単は6万円近い高配当となった。
アジュディミツオーは父アジュディケーティング、母オリミツキネン(その父ジャッジアンジェルーチ)の牡5歳馬。年末の東京大賞典(GI)を2年連続制覇したあと、川崎記念(GI)も逃げ切り勝ち。フェブラリーステークスはスタートのタイミングが合わず7着に敗れたが、今回の貫禄勝ちは来月のかしわ記念、6月の帝王賞での主役の座へ向け大きなアピールとなる。
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