新潟の五頭連峰特別では推定32秒台の瞬発力で古馬を圧倒したニシノナースコール。東の伏兵として期待がかかる。
今朝はいつものように単走でウッドチップコースを身体を沈めるようなスピード感溢れるフォームで駆け抜けた。
●ニシノナースコール(尾形調教師)
新潟戦は平坦コースだっただけにそうビックリするようなことではないのかもしれませんが、上がり32秒台でこれたというのは収穫でした。
そこで賞金を少し上積みできましたんで、この賞金でまっすぐ秋華賞へ行けるかどうか、行けなければ紫苑ステークスを使わなければいけなかったんですが、なんとか当確だろうということで一旦放牧に出して、馬にとってもいいリフレッシュができたと思いますし、ここへ来るまでの調整過程もうまくいってますし、これ(秋華賞一本のローテーション)が良かったんだと思います。
先週の調教が最終追い切りのつもりで、横山騎手を乗せてやりましたけど、とてもよかったですね。今日は息を整える程度と考えていたんですが、ちょっと予定より1つ(1秒)か1つ半ぐらい時計が速くなりましたが、まあいいでしょう。身体がガレているわけではありませんし、十分な稽古ができたと理解してますけれども。
先週追い切った後から「気(やる気)」がでてますからね。その気を損ねないように京都へ輸送したいと思いますね。輸送は新潟で長距離を往復してますが、今度は関西への輸送。リスクは大きいと思いますが、それを克服しないと競馬になりませんからね。それをふまえての調教ですから、大丈夫だろうと思ってます。
春までは休み休み(のローテーション)。使えればどんどん使って春のクラシック路線に乗せてやりたい馬だったんですけど、なかなか馬が思うようについてこれなくて。まあ少しずつですが、馬も丈夫になってきてますし、飼葉を食べる量もスピードも多くなってますから、その点も成長していると思います。
春から夏の競走は毎回いい脚を使ってますし、ある程度しまいの脚はしっかりしてますんで、そういう展開になればと思ってるんですが、これだけはスタートしてみないとわかりませんからね。
京都は外回りの方が追い込み易いでしょうが、内回りは内回りでみんなも早く動くでしょうから、そのあたりは横山騎手がどう捌くかですね。彼もイメージしてるでしょうし、そういう流れになってくれるかどうかでしょうね。この馬が負けた時には理由がありますから、一度好位でレースするように指示したことがあるんですが、好位ではちょっと最初に無理するからか騎手との折り合いが良くないですからね。やはり後ろから行ったほうが持ち味が生きますからね、そういう競馬に徹するつもりです。
オープンで走ったことがなくて、今回は春のクラシックで上位に来ていたうまが相手ですからどこまでやれるかわかりませんですけど、この馬にとっていい状態で送り出すのが仕事ですから、そういう意味ではいい仕上がりになったなと思ってます。
逆に言えば既に勝負付けが済んだ馬ではなくて、本当に一度も一線級とやっていない馬ですから、私も正直疑問ですけど、ただ同じ3歳の牝馬。そんなに差はない筈なんで、この馬の持ち味が生かせればと思いますね。
(取材:佐藤 泉)
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