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去年のこのレースで逃げ粘るローエングリンをそれこそ矢のような脚で差し切ったテレグノシス。東京コースで決め手が生きるはずだが、今回は珍しく最終調整に本番でも騎乗する勝浦騎手が騎乗しての調教。ぴったりと折り合って僅かな気合付けに反応して直線もしぶとく伸びた。


●テレグノシス(杉浦調教師)

 今日の調教を横で(併せた馬に騎乗しながら)見た感じだと、いままでと馬の感じが変わってきてるのかなという感じなので、やればやるだけ時計は出る感じなんですが、どうも雰囲気が違うんで、今日は乗り役(勝浦騎手)に乗せてみたんですが、動き自体はむしろいいんじゃないかなというふうに見ているんですが。
 どこが変わったかと言えば、力みがなくなってきたというか、普通走ってても前のようにムキになって走るようなところがなくなって、フワフワした感じで走ってるんですよ。で、ちょっと気が抜けてるのかなという感じにも取れたんで。それでもね、やれば動くんで却っていいのかなとも思ってたんですが、今日の調教でもしっかり動きますからこんな感じのほうがいいのかなという気もしてますけど。普段から前向きになっちゃう馬ですから、調教でレース前だと悟られるのも嫌だったんで、これまで調教で騎手を乗せなかったんですけどね。

 春の一連の敗戦は一面仕方ないかなという部分もあったんですけど、だた、安田記念だけは敗因がつかめないというか、なぜなんだろうという気持ちが今でも残っているんです。あの時はこれで負けたらしょうがないという気持ちで出したんですけどね。

 夏は海外遠征に行くつもりで美浦に戻して調整はしたんですが、夏の暑さのせいかこのままの状態で遠征に行くと馬をだめにしてしまいそうだったんで、やめることにしました。その後のリフレッシュは、まあ今こんな感じになってるんで、効果はあったような気はしてますけど。

 今回の仕上がりはいつもの休み明けと変わらないとは思います。ただ、少し馬の雰囲気が違うかなという感じですね。それがいい方に出てくれるといいとは思います。今のフワフワした感じが走る気がなくなってしまったとは思いたくないですからね。

 雨で下が走りづらいところはありましたが、いつもウッドチップで走ってる馬なんで影響はないと思います。本番も雨の予報ですが、開幕週の良過ぎる馬場は少し湿ってるぐらいの方がいいと思いますよ。今年の秋もいい滑り出しを見せて欲しいですし、滑り出しだけでなく、その後もいい結果が続けばいいと思ってます。何とかまたGIのタイトルが欲しいですね。


(取材:佐藤 泉)


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