最近にない重い馬場での新馬戦を勝ち、2戦目のゆりかもめ賞では出遅れながら2の脚、3の脚を繰り出して一気の差し切りを見せたアスカロン。皐月賞をパスしてダービー戦線に備え、満を持してトライアル戦プリンシパルステークスに出走することになった。
今朝は二本柳騎手を背に坂路に入り併せ馬の調教。やや押さえ気味ながら800メートルから55秒4−37秒4−24秒5−12秒1と素軽い動きを見せた。
●アスカロン(鈴木康弘調教師)
ゆりかもめ賞を使ってその後は山元トレセンに出して、そちらで調整してもらってました。4月中旬に厩舎に戻ってきて速い調教をこなしています。非常に順調にきていると思います。
先週に柴田善臣騎手に調教に乗ってもらったんですが、非常に乗り易いということで最終調整は厩舎の人間でしようということで、今日、最終調整になったんですが、坂路の1本目が(600メートル)43秒の予定だったんですが、44秒少しかかったんで、急遽乗っている二本柳騎手に電話で指示して2本目38秒の予定をもう少し速くくるようにと言っておきました。時計的には37秒4と理想的な調教ができたと思います。
デビュー戦はこれ以上ないというような悪い馬場でしたし、2戦目も過去1戦の馬に2400メートルと過酷かなとも思ったんですが、僕自身ダービーもにらんでましたんで、2400メートルをどこかで使ってみたいと思っていましたからね。レースとしては非常にスローな流れだったと思うんですが、それを外を回って追い込んできたところにこの馬の非凡さを感じるレースだったと思います。
過去2戦ともスタートはあまり良くありませんでしたが、この馬は割合競馬をのんびり構えてくれる馬なんです。ですからガンと行く馬ではないんで、この馬はそれでいいんだと思うんです。東京はガンと行く馬ではこなせないと思いますから、スタートをちょっと遅れ気味でのんびり構えてひっかかることなく走るこの馬には東京の長い直線は非常にいい馬場ではないかと思います。
今回、ダービーの権利がかかってますんで、是が非でもダービーに出したいと思っています。ディープインパクトは確かに強いです。10年に1頭出るか出ないかの馬だと思います。でも僕の馬も非常に走る馬だと思ってますので、ダービーに挑戦できれば思い切ったレースをしたいなと思ってますが、とりあえずその前のプリンシパルステークスを頑張ってほしいなと思っています。
放牧から帰ってきて厩舎で計ったら体重は515キロでした。そのあと、510キロまでになりまして、今日の調教前に計ったら520キロありました。鞍の重さが7キロありますから513キロ。調教後に体重の減ることはない馬なので、当日は510キロ前後で走ることになると思います。前2回は520キロでしたが、今回は馬に遠慮せずに調整してますからキッチリ仕上て締まった身体でレースに行けると思います。
(取材:佐藤 泉)
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