美浦トレーニングセンターの馬場開場(調教開始)は7時。その時間には上空に真っ青な空が広がっていた。当然のことながら気温は低く氷点下2度。しかし風がなかったせいかそれほど寒さは感じなかった。
ただ、寒いせいなのか有力馬の調教時刻はかなり遅くなっていた。しかも、2歳チャンピオンのマイネルレコルト、既に王者の風格を漂わせているというディープインパクトの参戦に恐れをなしたのか出否未定の馬が多く、復権を賭けるキングストレイルなどは予定されていた朝一番の馬場入りを中止し今週の出走は自重。
他にも朝の早い時間に坂路へ向かったはずのドリームカムカム(オーシャンステークス出走予定)は「少し気になるところがある」(国枝調教師)ということで調教予定を延期、中京記念で人気を集めそうだったダイワレイダースは出走回避の可能性大との情報がが伝わるなどどうも意気が上がらない取材の滑り出しとなった。それにアメリカのフロリダで行われているトレーニングセールに出張中の調教師が多かったし。
出走予定馬の中で早めに馬場に入ったのがニシノドコマデモ。地下道から出てウッドチップコースに入るや否やオンワードトワレを先導役に早速の調教開始となった。今回のレースから騎乗することになった田中勝春騎手を鞍上に先導馬の真後ろに付け、直線は外に出して大きなアクションで交わしてのゴール。ゴール後も気合を付けられて迫力を感じさせる動きだった。
●ニシノドコマデモ(六郎田厩務員)
共同通信杯の出遅れは久々だったんであれはあれで仕方なかったですね。逆にあれだけ出遅れて4着だったんで、それだけ馬に力があると思うんで別に悲観はしてません。
休む前に見せたように最後の直線でいい脚を使うのがこの馬の持ち味なんで、それを今回も生かしてくれれば今回もいい競馬ができると思います。
調教ではあまり動くタイプではないんで、調教タイムがそんなに速くならないのはそんなに気にはなりません。実戦タイプということでしょう。
厩舎ではまだまだ幼いところのある馬なんですが、調教へ行くと真面目なタイプなんで特に問題はないですね。他の馬と比べて背中の柔らかさがいい馬です。レースでも行きだして(スピードを上げて)からいい走りをするんで、そのあたりがいいところでしょうね。
ただ、性格的にはまだまだ子供なんで、これからどんどん大人になっていく馬だと思いますよ。レースではまだ後ろからのレースしかできない馬なんで、もう少し自在さが出てくれれば、もう一段ステップアップできると思います。
今回は強い馬ばかりなんで、いい所を見せてくれれば次に繋がるとおもいますんで、楽しみにしています。
(取材:佐藤 泉)
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