暖かな秋だ。
朝、6時前に目覚めて外を見るとモヤが地表を覆っていた。窓を開けてもこの時期らしい冷気が入ってこない。見た目は落ち葉の晩秋に近いのだが、まるで初夏のように爽やかに感じられる風を切って調教スタンドへ向かった。
今週はエリザベス女王杯。3頭しかいない美浦所属の登録馬のうちヤマニンアラバスタは先週末に栗東へ移動。美浦からはエルノヴァ、マイネヌーヴェルが挑戦する。
朝6時50分。藤沢厩舎の馬たちが登場。カメラマンが列を作っている前をエルノヴァ、コイントス、キングストレイルの重賞出走馬をはじめ10頭前後の馬が歩いていき、7時の馬場開場とともに入場した。
薄モヤの中、ウッドチップコースに入ったエルノヴァは福島記念出走のコイントス、来週の東京スポーツ杯出走のエアサバスを前にやって直線は最内にコースを取り、並んでのフィニッシュとなった。
●エルノヴァ(藤沢和雄調教師)
長い間未勝利だったんですけど、やっとGIの舞台に出られるんで喜んでます。もともと落ち着いた馬だったんですけど、競馬ではいつも惜しいところで終いがちょっと足りなかったんですけど、今年の夏あたりから終いまでしっかり走れるようになったんで、その辺がここに来ての上昇の原因だと思います。
府中牝馬ステークスでは、もともとあまりスピードのある馬ではなかったんですけど、札幌では1800メートルでも上手に走れたんでいいかなと思って使ったんだけどね、一所懸命走ったんですけど、ちょっとスピード不足の内容でした。
この前のレース後はちょっと疲れたりしたんで調整は徐々にペースアップしたんですけど、先週、今週とやっと元気になったんで、いい感じできてると思います。今日は3頭で馬なりでいいってことだったんですけど、3頭の内で(最初は2頭より後ろから)後れて行ったんでね、ちょっと時計はいつもより速いかなって程度でした。
京都の2200メートルは、スタミナがある馬なんでね、本当はもっと距離があった方がいい馬なんですけどね、時計もかかった方がいいと思うし、強い馬が何頭も出てますけど、騎手(ぺリエ)もよく京都は知ってますしね、期待してます。
(取材:佐藤 泉)
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