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雨、雨、雨ばかりだ。
 先週の土曜は台風で東京競馬が中止。日曜は台風一過の好天の予報だったはずだが、東京競馬場は1日中霧雨が落ちていた。
 そして、月曜も火曜も雨。昨日の午後5時に会社を出る時に本降りになった雨は、夜が明け切らぬ朝5時前には一旦上がったが、調教開始の6時にはまた本降りになっていた。

 一般コースの開場前に坂路コースでの調教が始まった。調教スタンド4階モニターテレビの前に陣取って調教状況を見ていると、まっさきにコースを駆け上がって来たのは秋華賞出走のウイングレット。そして間を置かず、本命馬ダンスインザムードが武騎手を背にして坂を駆け上がってきた。
 ダンスインザムードはその後坂路下からウッドチップコースに移動してインゴットを前に置いてゆったりとした動きの調教を行った。

 10時成田発の飛行機で北海道に飛び門別競馬場のエーデルワイス賞に参戦する武豊騎手、そして「ユタカが来ると雨が降るなあ・・・」とボヤいてみせた藤沢調教師に話を聴いた。


●ダンスインザムード(武豊騎手)

 (今日の調教は)坂路を一本軽く乗って、(ウッドチップコースでは)インゴットについて行って、最後は様子を見て、ということで藤沢調教師からは余り細かい指示はありませんでした。(調教の)感触は良かったですよ。とてもいい動きでしたね。
 どうもこの馬の調教に乗る時はいつも雨で、今日も雨で道悪が多いんですけど、先々週乗った時は若干動きが硬いかな?というのは正直感じて、今日はその点どうかな?という感じで乗ったんですけど、今日は凄く良かったですね。あの、いい動きだなあと思いました、正直に。

 調教は乗り易くて、まあレースもそうなんですが、正直、レースで乗るまでも、どれぐらいやれるのかな?と、調教ではちょっとわからないような感じの馬なんで、ま、桜花賞の時にあれだけ凄いパフォーマンスをしてくれたんでね、あの時はちょっと驚きましたけどね。その桜花賞で僕自身、強烈なインパクトを受けましたからね、あれだけのレースを出来る馬ですから、競走馬としての能力は高いなと思いましたけどね。

 オークスなんかはね、全然走らなかったですからね。その点は何でかってのはちょっと分らないですけど、走れば強い馬なんでね。今回も走って欲しいですね。
 そんなにレースに行って特別にクセのある馬ではないんでね、まあ、そんなに難しい馬ではないんで。でもレースはどうなるかわからないですけど。そのへんはスムーズに流れてくれれば、ま、持ってる力を出せれば一番強いと思いますよ、正直。
 ただ、やはりレースですから。オークスだって自信はありましたけど、勝てなかったわけですからね。今回も走ってくれればいいな、ということですね。一番強いのは分ってますからね。

 
●ダンスインザムード(藤沢和雄調教師)

 秋は順調に(厩舎に戻って来て)ひと月経ったんですけどね。毎週速い時計を出しているんですけど、いい仕上りで来てると思います。

 春は毎回使うたびに体(馬体重)も増えてましたしね、桜花賞までは全く順調に行ったと思います。オークスは、それまで休みなく使ってましたんでね。桜花賞を使って調教も軽かったのかもしれないですね。その後のアメリカ遠征はレースまでは順調に行ったんですが、レース後はさすがに疲れも出ていたようでね。夏場はあまり調教できなかった状態だったと(放牧先の牧場から)聞いてます。

 調教はもともと飼葉を良く食べる馬なんでね、体重も減って行ったことがなくてね、オークスはちょっと(馬を)かわいがり過ぎたって感じもあったし、今回はあれから半年経ちますしね、馬もかなり良くなってますよ。春よりは幾分ケイコは沢山というかキツイ調教をしたかなと思います。
 今日の調教は、先週までで調教は足りてると思ってたんですけどね。今日は(馬場入りが)一番めで馬場も良かったんで、それで時計は思ったより速かったんですけど。動きは良かったと思いますよ。

 桜花賞は強い競馬だったし、強い素晴らしい馬なんでね、何とか期待どおりの競馬ができればと思います。京都のコースも武君が乗り慣れたコースだし、そのへんは大丈夫だと思います。


(取材:佐藤 泉)


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