馬場整備の間、ずっとコース中央の調整用コース、いわゆる角馬場で身体をほぐしていたショウナンパントルは、整備後の一群の調教の終了を待って、1頭で馬場に登場。向う正面から半周をゆったり流して残りの1周を徐々に加速していくという形の調教。しっかり追われたのは最後の200メートルだけだったが、小柄な身体を大きく伸ばして走る独特のフォームで好調振りをアピールした。
●ショウナンパントル(大久保洋吉調教師)
先週まで併せ馬で調教をこなしてましたんでね。先週ちょっと相棒がバテちゃってね。全体の時計はもう少し(足りない)かなと思ってたんですけどね。ただ、それまで結構調教はやってるから、まあ、今週は九分ぐらいにしておけと言っておいたんですけどね。でも終わってみると時計は先週と同じぐらいになっちゃったんでね。少し今週の調教としては速過ぎたかなと思ってるんですけど。乗ってる方(吉田豊騎手)も今日は1頭なんで遅く感じたのかもしれないし、この馬は見た目も乗った感じもそういうところがあるんですよ、まあ、意外と1ハロン15のつもりで乗ってても14になってることがあるみたいでね。まあ、小柄ですけどそうしたフォームはこの馬のいいところですね。
デビュー戦は上がり勝負。テン(レース序盤)が(ペースが)遅かったみたいで、まあ、上がりはテンが遅い分速くなるのは当然でね。まあ推定で33秒0ぐらいって言ってたから、なかなかそれだけの切れを出せるのはこの時期の2歳ではそういないかなとは思ってますけどね。それがまたこの馬の身上かなと思いますけどね。
デビュー戦では期待を込めてジョッキーに「1600の距離は桜花賞のつもりで、左回りはオークスのつもりで乗ってこい」と言って送り出しましたけどね。まあひとつの気持ちとしてね、そういう馬だと思って新馬を使いましたんでね。
サンデーサイレンスの子供、特に牝馬はうるさい馬が多いんですが、装鞍所から非常におとなしくてね、おとなし過ぎるんじゃないかと、そっちのほうがちょっと心配になったぐらいで、競馬に行けばなかなかいいところを見せてくれましたんでね。そういう部分も含めてレース後、期待が高まったということでしょうね。
レースでも前半は落ち着き過ぎてるようなところがあって、心配して見ていたんだけどね。まあ、あれだけの脚を使ってくれて、一旦2着の馬に交されかけたんじゃないかなと思うんだけど、それを差し返してきましたんで、更にまたいいところをみせたんじゃないかなと思ってますけどね。まあ、あまり慌てずにくればね、あんなに他の馬に迷惑をかける(やや斜行気味)ことはなかったんですけどね。まあ、少なくとも瞬発力はかなりのものを持っているとは思ってますけどね。
今回は来年の大きなレースに繋がるようなレースをしてくれるといいんですけどね。まあ、ある程度終いは切れますんで、そんな競馬ができればいいとは思いますけど。まだ先がありますのでね。少なくとも先に繋がるような内容のあるレースをして欲しいですね。
(取材:佐藤 泉)
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