関東地方に寒さが戻ってきた。
調教開始前の美浦トレーニングセンターの気温は1度。ほぼ無風の状況だったので気温ほど寒さは感じなかったが、ずっと外にいると手が少しかじかんできた。
馬場開場の7時には元気に各馬が馬場に登場、クラシックの足音が間近に聞えるようになって、トレセンも活気づいてきたように感じられた。
馬場開場の時間に厩舎の周りで入念に準備運動を行っていたホッカイドウ競馬のコスモバルクは最初の組の調教が一段落しようかという7時半過ぎに田部調教師自らが騎乗して馬場に入り、ウッドチップコースをゆっくり1周のあと、大きなストライドでスピードを上げ1000メートル地点から一頭で一気に馬場を駆け抜けた。
●コスモバルク(田部調教師)
中央に来ての2戦は鮮やかな走りで一段とこの馬の強さを確認しました。たんぱ杯は百日草特別の勝ち時計から判断して大体2分2秒を切れば勝ち負けできるかなと思ってましたから、想定したような時計だったし、(栗東)坂路の調教でも時計が良かったし、これは行けるという予感はありました。
その後は寒い北海道での冬の調整でしたが休養とトレーニングを行っている牧場の施設がいいので、順調にやってくれましたし、牧場から帰って来ても今年2月はあったかくて門別(ホッカイドウ競馬のトレーニングセンター)での10日間も思うような調整ができて、馬は完全に仕上がっていると思います。
今日の調教は馬場を2周する長めの調教でした。門別で乗っていてもキャンターで4000メートルほど乗っていますので、いつもと同じような形と言っていいと思います。時計は速くなりましたが、馬場がいいので、これくらい速い時計は出ると思いました。
最後の直線では馬が遊ぶような仕草をみせましたが、いつもあのへんで遊ぶクセがあるので、今日はムチを入れました。別に目一杯行ったわけではないので、あれで良かったんだと思います。
休み明けの馬の仕上げについてはまずは完璧にできたと思います。
これから強い馬がどんどん出てきますからね。今回はある程度控える競馬ができればいいかなと思ってます。ホッカイドウ競馬ではレースでそんなにハミもかからずに行っていたんですが、この芝になってからちょっと行きたがるような仕草を見せることがありますから、それさえ克服してくれればと思います。
距離は2000メートル以上の方が力は出せると思います。牧場の施設(長い距離の坂路コース)のハードな調教に耐えてきた馬ですからね。その辺が強さの秘訣だと思います。
来たからにはみんなの期待に応えられるよう頑張りたいと思います。
(取材:佐藤 泉)
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