11月20日(日)に京都競馬場で行われる第33回マイルチャンピオンシップ(GI)に登録をしているサトノアラジン(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)について、追い切り後の池江泰寿調教師と鞍上予定の川田将雅騎手のコメントは以下の通り。
・池江泰寿調教師
(前走のスワンS1着を振り返って)
「まだトモの動きなどが本来の踏み込みではありませんでした。その状態でよく勝ってくれたと思いました。
ナタの切れ味という感じでした」
(前走後の調整について)
「1週間ほどペースを落として、のんびりさせて、翌週から立ち上げました。今週は水曜日にシュートコースで6ハロンの追い切りです」
(最終追い切りを振り返って)
「(指示は)特にはしていません。ラストで2~3馬身、並走馬を前に置いて、折り合いをつけて追走しました。ラスト300m辺りから徐々に馬体を併せて行って、仕上がっているので最後1ハロンは目一杯やらなくていいので、気持ち良く体を伸ばしてストレッチさせるような感じの調教をしてほしいと頼みました。
良い調教ができたと思っています。
全体的な時計はそう速くはありませんが、ラストのタイムは速かったです。動きも前走よりトモの入りがスムーズで、踏み込みもしっかりしているので、使った上積みはありだと感じています」
(ベストの距離は?)
「1400mで重賞を2勝して、いずれも強い勝ち方だったので、成績だけを見れば今のところ1400mがベストになるかと思います」
(今回のレースに向けて)
「(1600mは)悪くはないと思いますが、あとは天気が気になります。
跳びの大きい馬なので、馬場が緩いとのめってしまいます。パンパンの良馬場は無理かもしれないですが、前回のスワンSは午前中までやや重で、午後は良馬場まで回復したのですが、あれぐらいの良馬場だったら辛抱してくれるのではないかと。32秒台の脚を使う馬ですので、理想はパンパンの硬い良馬場で一回、マイルのGIを走らせてあげたいと思っていましたが、どうも今年は無理そうです。
まだGIIしか勝っていないので、何とかGIを勝たせてあげたいし、今回はそのチャンスがあると思っています。
元々気性的にはしっかりしていたのですが、肉体面でやはり大型馬特有の緩みがあって、特に背腰が緩かったので、その辺に芯が入ってきたなという印象はあります。
本格化するのは来年以降かと思っています。
2歳の時からファンの多い馬で期待もされていて、菊花賞は出ていませんがクラシックでは縁がありませんでした。何とか古馬になって得意な分野が千四、マイル辺りだというのがようやく分かってきました。GIを勝たせてあげて、ファンの皆さんに認めてもらえるような馬に育てたいと思っています。ぜひ応援よろしくお願いします」
・川田将雅騎手
(Cウッドでの最終追い切りを振り返って)
「(指示は)特になく、いつも通りの感じでした。
前回のレースの時の追い切りとはガラッと馬が変わって、すごく良い状態だということを確認できました。それだけで十分だなと思っています。
跳び自体がすごく軽くなりましたし、走っている雰囲気も非常に良くなりました。一回使ったことで力を出せる状態になってくれたと思っています」
(馬とコンビを組んだ時の第一印象は?)
「素晴らしい馬だと思いました。
休み明けの分、前回の追い切りはこの馬としては大型馬特有の感じだと思いましたが、本当にすごく良い馬です。特に改めて言うことはないです」
(前走のスワンS1着を振り返って)
「1400mですし、マイルチャンピオンシップに向けて1ハロン短い距離を使っています。大きな馬ですし、なおさらゲートの出はゆったりのタイプですから、自分のリズムを大事にしながら、自分の競馬に徹しました。本当に良い脚を使ってくれたと思います」
(今回のレースに向けて)
「何も問題なく、しっかりこなせると思っています。
(レースに行っての課題は)ないです。
本当にここまで良い状態で来られていますから、あとは天気だけです。この馬がどうということではなく、良い馬場でやれたら良いです。
あの状態で前哨戦では良い勝ち方ができました。すごく調子が良くなっていると実感できました。モーリスはいませんから、ここでこの馬が一番強いということを証明できるように、良い競馬ができればいいなと思います」
(取材:米田元気)

