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20日(日)に阪神競馬場で行われる第39回マイルチャンピオンシップ(GI)に出走するシュネルマイスター(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)について、追い切り後の手塚貴久調教師のコメントは以下の通り。

「先週が彼にとっては自己最強の調教をしたようなイメージだったので、今週は輸送もあるので調教パートナーと併入、というイメージで追い切りました。良い動きだったと思います。

(先週は)前走がスプリンターズステークスで、今度はマイルチャンピオンシップで距離が変わるので、彼の中に次はマイルだよ、というイメージを植え付けようという意図で長めに追い切りました。単走でしたが、全体時計と通ったコースを考えたらかなりいい内容だったと思います。

(前走は)横山武史騎手もかなり1200mを意識した返し馬をしてくれて、スタートはこちらがビックリするくらい良く出てくれました。これだったらある程度のポジションで競馬ができるかなと思いましたが、やはりそこは1200mの流れということで道中の位置が下がって行ってしまいましたね。最後はしっかり脚を使えそうな雰囲気はあったので、着順は悪かったのですが、内容は初めての1200mとしては走れたのではと思います。

(去年に比べるとここまでの間隔が1週長くなって変化は)去年に比べて今年の方が硬さがないと言うか、元々全身硬く出るような馬なのですが、そういう所は今年の方がいいのかなと感じます。

(この1年で)去年は3歳ということで凄く元気一杯で、やんちゃな所もありました。今年はこの1年ずっと、普段の仕草なども大人びていると感じます。勿論気持ちがたかぶる所はありますが、1歳年を取ったことで、風格というものも出てきたなと思います。(肉体的にも)デビューした当時からだいぶ馬体重も増えたので、体つきも2歳、3歳、4歳と変わってきました。その変わってきた中で色々な距離やコースを試しているのですが、年齢を重ねたとしても彼にとってのベストはマイルじゃないかなというのは我々関係者の一致した考えです。そういった所では今回、凄く良い舞台設定ではないかと思っています。

ずっと安定したパフォーマンスをマイルでは見せていますが、1頭か2頭強い馬がいる...というのが今までだったんですけどね。今年は去年のグランアレグリアのような絶対的な存在がいませんし、この馬も勝利を手にできるだけの力は持っていると思うので、色々なところが噛み合えば良いなと思っています。

(去年はレース後「枠が厳しかった」というコメントもありましたが)去年は正直、当日の天気と枠を見た時にガクッときたんですけど、今年はそうならないと良いですね。週末の天気は怪しいんですけど、枠とか偶然的な要素は神様に味方して貰えればいいな、と思っています。

日本になかなか馴染みのない血統でGIをひとつ勝たせてもらいましたが、何とかGIのタイトルをもう一つ取って、彼の今後の馬生(馬の生涯)に良い影響をもたらす結果になればと思います。ぜひファンの皆様が、後押ししてくれたら嬉しいです」

(取材:大関隼)

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