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20日(日)に阪神競馬場で行われる第39回マイルチャンピオンシップ(GI)に出走するサリオス(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)について、追い切り後の森一誠調教助手のコメントは以下の通り。

「(毎日王冠を振り返って)夏場に北海道でいい休養期間を過ごして、9月の上旬に厩舎に戻って来ました。その中間もしっかりと調整を積むことが出来ていたので、良い状態で出走させることができました。レース内容としても、開幕週で各馬が内を通るなかジョッキーがしっかりと誘導してくれて、狭いスペースも馬がひるむことなく抜けてきました。着差以上に強い内容だったと感じています。

このマイルチャンピオンシップを、当初からサリオスにとって秋の最大目標としていました。毎日王冠のあとレース後の疲れが通常より1週間くらい長引いてしまったので、状態をしっかり見極めた上で調教師がオーナーサイドと相談して、予定通りマイルチャンピオンシップへ進もうということで、このレースに出走することが決まりました。そのあと坂路でしっかりと乗り出してからは、順調に調整を進めることが出来ています。

今朝の追い切りはムーア騎手が久々に乗ってくれました。前半はリズム良く、終いは1段ギアを上げて、レースに向けて疲れを残さない程度でという指示でした。全体の時計としては内目を走ったのでちょっと速い時計になっていますが、残り2ハロンぐらいの時計としては予定通りの内容だったかなと思います。ジョッキーも肉体面、精神面ともにパーフェクトな状態だと言っていました。

(マイル適性について)マイルチャンピオンシップ自体は過去2回良い結果が出せていないのですが、敗因については様々な理由があるので、この舞台は改めてこの馬にとっては適した舞台、GIも勝っているので合っていると思っています。

今回は馬具に関しては普段調教で使っているクロス鼻革は引き続きで、ブリンカーやチークピーシーズなどは使う予定はありません。輸送に関しては、輸送で少し体重が減る馬なので、2日前(金曜日)の輸送を考えています」

(取材:大関隼)

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