20日（日）に阪神競馬場で行われる第39回マイルチャンピオンシップ（GI）に出走するウインカーネリアン（牡5歳、美浦・鹿戸雄一厩舎）について、追い切り後の鹿戸雄一調教師のコメントは以下の通り。

「今朝はちょっとモヤで見辛い部分もありましたが、最後まで併せて十分ファイトしてくれるような追い切りだったらいいな、と思っていました。ジョッキーも雰囲気は良かったと言ってくれましたし、近くで見ていましたが十分ファイトしていたので、予定通りだったと思います。1週前と比べてもだいぶ上がって来ていると思います。

（前走関屋記念を振り返って）結構暑い中で続けて使っていたので、そういう面がちょっと心配でしたが、十分力を出し切ってくれました。余裕のある勝ち方をしてくれて、力をつけているんだなと感じました。

蹄葉炎で十分休んだというか、長い間レースに使えなくて馬は大変でしたが、蹄の部分が良くなってからはぐんぐん体調が上がって来ました。レース毎に力をつけているなという感じがありました。前走後は早いうちに厩舎へ入れて、週2本の追い切りを順調にやって来ているので、何の問題もありません。

（厩舎初のGI勝ち馬）スクリーンヒーローの仔で思い入れもありますし、この馬で皐月賞とダービーにも挑戦させて貰いました。強いメンバーとやっていた馬ですし、今回も良いメンバーで簡単ではない馬たちが相手ですが、何とかスクリーンヒーローの仔で、頑張って良い競馬をしたいと思っています。

ゲートにまだ不安な所はありますが、十分練習はしてきていますし、ゲートさえ出てくれればどんなレースでも、相手なりのレースをしてくれます。今までとはメンバーが違いますが、普段通りの競馬をしてくれれば良いと思います。

蹄の不安があって牧場の方々も、厩舎のスタッフも一生懸命手間をかけていた馬です。やっぱりそういう馬が頑張ってくれるとみんな嬉しいと思うので、何とか良い競馬をしたいですね」

（取材：大関隼）