10月9日(日)に東京競馬場で行われる第73回毎日王冠(GII)に出走を予定しているレイパパレ(牝5、栗東・高野友和厩舎)について、追い切り後の高野友和調教師のコメントは以下の通り。
「前走のヴィクトリアマイルは、人気にもしていただいたのですが、それに応えられず、申し訳ない結果になってしまいました。厩舎としては一生懸命やったのですが、結果的に、春、金鯱賞、大阪杯と、目一杯の競馬をして、そこからもう一戦という形で、大丈夫と判断して出走させたものの、結果的には、エネルギーがタンクに満タンだったかと言ったらそうではなかったのかもしれないという結果でした。それに起因することかもしれないですが、ゲートで少し躓いて、そこから馬の気性とジョッキーの扶助でスッと位置は取れたのですが、そこに至る過程でのエネルギーの浪費やリズムの悪さがありました。GIレースは寸分の狂い無く進めて勝てるかどうかというレースですから、ちょっと厳しいレースになってしまったという感じです。
夏は涼しい北海道で調整してもらいました。ノーザンファーム空港牧場で、たっぷり疲れを癒して、ケアしてもらって、そこから立ち上げて、十分乗り込んだうえで栗東に移動しました。落ち着きは年齢も重ねて出てきています。年齢的にはここから強く大きく成長していくということは無いと思いますが、筋肉はどんどんつけていける年齢でもありますし、そういう風に今なってきているなという感じはします。
今思えば、ヴィクトリアマイルの直前とかは軽く手足も動かせていたのですが、芯から湧き出る底力というか、ちょっと重厚感みたいなものが少し欠けているかなという感じだったのかもしれません。当時は軽快さが増して良いのかなと思ったのですが、今回は、エネルギーもタンクに満タンになりまして、走りの重厚感も出ています。いい調整が出来ているのではないかと思います。
普段は、CWとか、フラットコースで乗ることもしているのですが、最終追い切りは坂路でやりました。一本目をスローペースで、じっくり体を温めてから、二本目は単走でやりました。後半の時間帯で、時計もかかる時間帯でしたけれども、それも気にせず、しっかりとチップを掴んで、迫力ある走りだったのではないかと思いますので、いい調整が出来たのではないかと思っています。
去年は、距離に挑戦しようという、チームとしての目標を作りました。ですから、オールカマーの2200mから始動したのですが、オールカマー、エリザベス女王杯と競馬をして、ややこの馬には距離が長いかなという判断をしましたので、今年の秋はその路線では無く、1800mという、レイパパレにはとても合うのではないかという距離が毎日王冠に用意されていますので、ここから行ってみようかということになりました。ワンターンの1800mはベストなのではないかと思いますし、なにせレイパパレはGIホースですから、しっかりとした調子で臨めれば、東京コースといえどもきっちり結果が出るのではないかと思います。
ここでしっかり結果が出るかどうかというのもあるのですが、今後の路線も含めてこのレースは大事になると思いますので、きっちりと、内容も伴ったうえで結果を出したいと思っています」
(取材:三浦拓実)

