12月7日(日)に中京競馬場で行われる第26回チャンピオンズカップ(GI)に出走を予定しているナルカミ(牡3歳、美浦・田中博康厩舎)について、追い切り後に行われた田中博康調教師の共同記者会見でのコメントは以下の通り。
(前走を振り返って)
「ジャパンダートクラシックは、とても良い内容で終えられました。不来方賞から、在厩続戦を選択しました。
一番の課題は、メンタル面で、その辺りがパフォーマンスに大きく影響するので、そこと向き合って調整していきました。その甲斐あって、大井の雰囲気もナイターになりましたが、良い雰囲気の中でゲートイン出来ました。良いパフォーマンスを見せられたと思っています」
(そこからの調整過程は)
「一度ミッドウェイファームの方に放牧に出まして、そこからひと月前ほどに入厩しました。入厩したての頃は、変わらず気持ちのたかぶりや人の言う事を聞けないような姿も見られましたが、いつものことですので、心配もなく調整していました。
在厩期間が長くなってくると、多少フィットしてきて、人の指示もスムーズにとは言わないまでも聞けるようになってきますし、ちょうど良い過程で来られています」
(今朝の追い切りを振り返って)
「メンタル面がこの子の一番の課題だと思っていますので、大きく攻めこまず、ストレスをかけず、気持ち良く走れるところで。それがどういった負荷かというところで日々過ごしています。今日に関してもちょうど良い、狙い通りの調教が出来ました。手応えは良かったです」
(ここまでの成長曲線をどうご覧になっているか)
「体つきなどは、多少大人になったというかボリュームが出て来て、少しダート馬らしい体つきになってきたなと思います。精神面はまだまだ未熟で、怪しいところもたくさん見せますし、トレセンでは我慢出来ている部分もありますが、競馬場に行ったときに課題は取りきれていないかなとも思っています」
(レモンポップやミッキーファイト達と比較しての特長や強さは)
「レモンポップとは大きくタイプは異なりますが、ミッキーファイトと少し似た部分もあります。この子はトビがとにかく大きくて、心肺機能も高いです。能力はすごく高いと感じます。それを出せるか出せないかというところです。
メンタル面に関しては、レモンポップやミッキーファイトと比べるとまだまだ未熟で、教育が必要な状況ですが、その中で高いパフォーマンスを見せていますので、精神面の成長が伴ってきたら、もっともっとパフォーマンスは上がるのかなと思っています」
(舞台適性は)
「やってみなければわからないといったところです。うちの厩舎に来る以前ですが、中京は負けていますし、管理している感触からも、左回りの方が良さが出るとは思えません。前走強さを発揮した、右回りで広い大箱のコースが一番この子のパフォーマンスを出せる舞台とは思っていますが、海外を含めて来年色々な選択肢を入れるにあたっては、それだけではこの子の可能性を潰してしまうとオーナーサイドと協議の結果至りまして、このレースに挑戦することになりました」
(レース運びのプランは)
「中山の一戦はハナではなかったですが、それ以外はハナでした。ただ、必ずハナを取りたくて行っているわけではありません。この子のリズムを崩さないところがあの位置だったというところで、あの子のリズムが崩れないのであれば大逃げになっても構わないですし、正直どこでも良いかなと思っています」
(意気込みを)
「厩舎にとっても、オーナーにとっても3連覇がかかっています。ただ、ナルカミはナルカミですし、3歳馬で、正直心身の状態が途上の中で、臨む一戦にはなります。もちろん期待はしていますし、勝つチャンスはあるなと思って精一杯厩舎としては取り組んでいますし、結果が欲しいところではあります。この子の力を出せるように、気持ちの面を含めて微調整していければと思います」
(取材:藤原菜々花)

