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2月10日(土)に東京競馬場で行われる第59回クイーンカップ(GIII)に出走を予定しているサフィラ(牝3、栗東・池添学厩舎)について、追い切り後の池添学調教師のコメントは以下の通り。

「前走の阪神ジュベナイルフィリーズは、枠順が外目で、道中のポジションも少し後ろだなと思って見ていました。最後も、上位の馬とは通った進路の差もあったのではないかと思います。馬自体も、GIの舞台で、いつもよりも力みがあったように思います。内に潜り込むことができればと思っていたのですが、変に小細工して包まれて動けないというのも嫌でしたし、現状、この馬の力は出せたと思っています。

桜花賞を目指すにあたり、賞金面でちょっと足りないのではないかと思いましたので、桜花賞から逆算してゆとりを持ったローテーションということと、過去に重賞で2着に来ている東京の1600mということで、そのあたりを踏まえてクイーンカップに出走することになりました。

前走後は放牧に出して、3週前に栗東に戻すという、いつものこの馬のパターンで調整しています。馬体重自体は変わっていないのですが、調教の動きは前走以上で、馬は落ち着きもありますし、少しずつではありますが、持っているポテンシャルに気性面や肉体面が徐々に近づいてきているのではないかと思います。

一週前追い切りはジョッキーに乗ってもらい、坂路でやりました。本追い切りを先週の日曜日(4日)にやりたかったので、あまり速い時計は出したくなくて、そのあたりを考慮してやってもらいました。ジョッキーの感触はとても良かったです。その後、日曜日(4日)にCWコースで長めから追い切ったのですが、すごく切れのある動きで、もうやる必要はないというぐらいの感じでした。きょうの追い切りは、坂路で、55秒から56秒ぐらいで、最後も伸ばさないようにという指示を出しました。伸ばすと一気に加速して動けてしまうので、そうではなく、ずっと抱えたままで、時計としては遅いですが、全く問題無いと思います。東京への輸送もありますし、阪神ジュベナイルフィリーズの時は一週前に結構時計を出して馬のテンションも上がったかなと思いますので、そのあたりを考えて調整しました。

前回、東京へ輸送した時は少し体が減ったのですが、しっかり飼葉を食べる馬ですので、馬体重は前走と同じぐらいで出走できるのではないかと思います。

この時期にしてはキャリアも積んでいますし、(調教の)動きに関しては申し分ありませんので、強気に乗ってほしいと思います。賞金面で物足りないので、しっかりと加算して、本番に向かいたいと思います。

良くなるのは夏を越えてからというような体つきをしていますが、動きも良いですし、競馬でも結果が出ていると思いますので、今後の飛躍に向けて、しっかりと結果を出したいと思っています。応援よろしくお願いします」

(取材:三浦拓実)

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