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12日(水)、船橋競馬場(曇・良)で行われたダートグレード競走、第27回マリーンカップ(JpnIII・ダート1600m)は、2番手追走のJRAペルアアが最後の直線で早めに先頭に立ち、5馬身の差をつけ1番人気に応えた。今回が重賞初挑戦での制覇となった。これで3連勝。勝ちタイムは1分41秒6、鞍上は岩田望来騎手。

2着に2番人気レディバグ(JRA)、さらに4馬身離れた3着には4番人気ナンヨーアイボリー(JRA)が入った。3番人気チェイスザドリーム(JRA)は逃げるも失速し5着に敗れた。

ペルアアは父American Pharoah、母Nomee(母の父City Zip)という血統の4歳牝馬。JRA栗東・野中賢二厩舎の管理馬。通算成績は9戦5勝となった。

(レース後の関係者のコメント)
1着ペルアア(岩田望来騎手)
「強かったです。すごくテンションが高くて繊細な子なので、初めてのことだらけだったので、本当に気を遣いながら返し馬も行きましたし、丁寧にレースまで運び、レースもしっかり気をつけて最後もしっかりゴール板まで追いました。
ペースは少し流れていたのではないかと思うのですが、すごく折り合いもスムーズでしたし、雰囲気良く直線を迎えることができました。
道中乗っていて、これなら直線いつも通りの脚を使えるんじゃないかなという感じで、直線臨みました。
元々能力のある子だと思っていましたし、やっとタイトルを獲れて、これからどんどんタイトルを獲っていってほしいと思います。
今日夜遅くまで競馬場に足を運んでいただき、ペルアア号を応援していただきありがとうございます。ペルアア号と今後もっとタイトルを獲りたいと思っておりますので、応援よろしくお願い致します」

1着ペルアア(野中賢二調教師)
「普通に上手に競馬をしてくれました。レースセンスが良く、ゲートを出てくれて、安心して見ていられる競馬をしてくれました。かなり神経質なところがある馬で課題はたくさんありますが、その中で勝ってくれて、今後も楽しみです。
周りを気にして返し馬などはいつもより慎重で、レースでは逆に折り合いがスムーズにつきました。いろいろと経験を積んで成長してくれたらと思います。
精神面もそうですが、筋肉量が足りないです。夏を越してくると筋肉量は付いてくるのかなと思います。
使ったばかりなので今後数日はケアして状態を見たいと思います。賞金をしっかりと持っているわけではないので、地方の牝馬限定の重賞に行った方がローテーションを組みやすいですし、それが現実的かなと思っています」

2着レディバグ(酒井学騎手)
「パドックや装鞍所では落ち着きがありましたし、返し馬ではシャキッとしていました。スタートはいつもポンと出てくれるのですが、ゲートの中でソワソワして立ち遅れてしまいました。レースの展開としては前の2頭が飛ばしていたので、はまるかなと思っていました。道中はモタモタっという部分が出ていましたが、3、4コーナーで加速して、全力で精一杯走ってくれました。2着でしたが賞金を加算できました。よく頑張ってくれました」

3着ナンヨーアイボリー(石橋脩騎手)
「今回ブリンカーを付けましたが、ゲートに関しては視界が狭い分イライラしてしまい、これはまずいなという感じでスタートを切りました。最初のコーナーまでに取れるところまで位置を取ろうと思い、レディバグの後ろで息を入れました。我慢しながら3、4コーナーで少しずつ上がって行ければと思っていました。終いはしっかりと来てくれました。ゲート以外は力を出してくれたと思います」

4着リネンファッション(森泰斗騎手)
「頑張ってくれました。復活の兆しは感じました」

5着チェイスザドリーム(坂井瑠星騎手)
「少し距離が長かったと思います。1200mなら重賞でもやれる馬だと思います」

(取材:米田元気)

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