お知らせ:

競馬実況web

2月8日(木)、姫路競馬場(曇・稍重)で行われた地方全国交流の重賞、第8回兵庫ウインターカップ(ダート1400m、出走12頭)は、道中は5番手から6番手を進み、3コーナー過ぎから先頭に並びかけた地元・兵庫のタイガーインディが直線で後続を突き放し、5馬身差の圧勝で重賞初制覇を飾った。2着が1番人気だった佐賀のリーチ、2分の1馬身離れた3着が兵庫のオーバーディリバー、4着が川崎の11歳馬ベストマッチョ、5着が兵庫のバーニングペスカだった。

勝ったタイガーインディは父シニスターミニスター、母モンターニュドール(母の父ヘネシー)の7歳牡馬。3歳2月にJRAでデビューし、4勝を挙げたあと、南関東を経て兵庫に転入、転入6戦目で初めての重賞勝利となった。地方・JRA通算25戦6勝。鞍上は兵庫・廣瀬航騎手、兵庫・保利良平調教師の管理馬。

レース後のコメント

1着タイガーインディ(廣瀬航騎手)
「もう少し前につけたかったのですが、思ったより後ろになってしまいました。バタバタしても仕方が無いので、思い切って行こうと思いました。向正面で外に出した時は手応えがガツンと来たので、いいかなと思いました。動くのが早かったかなと思い、最後は粘ってくれと思いながら追っていたので、後ろのことは気にしていませんでしたが、強く勝ってくれました。
地元での重賞勝ちはいいですね。とても嬉しいです。この先もどんどん大きなところを狙っていける馬ではないでしょうか」
(保利良平調教師)
「前回の兵庫ゴールドトロフィーでは息の入らない流れになりましたから、今回は自分のレースをすることに主眼を置いてのレースでした。ですからポジションはどこでもと考えていました。ただ勝負どころで抜け出せるように、廣瀬航騎手には指示しました。うまく運べました。廣瀬航騎手も久々の重賞勝ちですが、私もしばらく勝てなかったので、本当に嬉しいですね。
調整面に関しては、兵庫ゴールドトロフィーを使った後にリフレッシュ放牧で一旦牧場に戻しました。そこで調整してもらい、いい状態をキープしてこのレースに臨みました。
この後は5月2日の兵庫大賞典が目標になります。それに向けて、一旦リフレッシュ放牧に出すか、どこかを使うかは、馬の状態を見てということになります。現時点では白紙です」

2着リーチ(石川倭騎手)
「イメージ通りのポジションで、最後もしっかり脚を使ってくれました。前半しっかりためた分伸びてくれましたし、いい内容のレースができました」

3着オーバーディリバー(下原理騎手)
「馬の雰囲気は良かったです。前回の返し馬より乗り心地も良く、やれるのではという感じもありました。ゲートもスムーズで折り合いもつきました。ポジションは良かったのですが、3コーナーで2番手の後ろまで突っ込み切れる脚があれば、2着はあったかもしれません。勝負どころでエンジンのかかりが遅いところがありますが、直線はいい脚を使ってくれます。8歳ですが、まだまだ頑張ってくれそうです」

4着ベストマッチョ(吉原寛人騎手)
「捲られてから脚がいっぱいになってしまいました」

5着バーニングペスカ(鴨宮祥行騎手)
「力はありますし、休養を挟んでリフレッシュ効果もありました。メンバーも強い中、頑張ってくれました。最後はしっかり伸びています。9歳馬ながらこれだけ走ってくれて、頭が下がる思いです」

(取材:檜川彰人)

お知らせ

お知らせ一覧