6月5日(木)、園田競馬場(晴・稍重)で行われた全国交流の重賞、第63回六甲盃(ダート1870m、出走12頭)は、道中中団を進んだ2番人気の地元馬マルカイグアスが2周目3コーナー手前からスパートして4コーナーで一気に先頭、直線では後続を9馬身離して重賞5勝目を挙げた。勝ちタイムは2分2秒1。2着争いは4頭の混戦となり、大外から追い込んだ船橋のノットリグレットが2着、クビ差3着が地元兵庫のベストオブラック、4着がサンライズホープ、5着がテーオーターナーで、1番人気の大井のゴールドレガシーは9着だった。
勝ったマルカイグアスは父マクフィ、母ノルウェーノモリ(母の父ディープスカイ)の4歳牡馬。兵庫・橋本忠明調教師の管理馬。通算成績は13戦6勝、重賞は兵庫優駿や園田金盃などに続いて5勝目。鞍上は兵庫・鴨宮祥行騎手。
レース後のコメント
1着マルカイグアス(鴨宮祥行騎手)
「いつもよりは内枠だったので、スタートだけ遅れないように、2番手の後ろが最高のポジションかなと思って乗っていました。スタンド前や向正面で他の馬が動くならその後ろでもいいと思っていたのですが、動く雰囲気が無かったので、外に切り替えて、スパートしていこうと思いました。反応は最高でした。
オーストラリアから帰ってきて、またこの馬に乗せてもらえて、感謝しています。きょうのように馬群の中でもしっかり競馬ができますし、他の競馬場に行って、もう少し揉まれたりして自分の競馬ができないときにどれだけ動けるかだと思うのですが、現状はそういうことを考えず、自分のレースをしていきたいと思います。去年も現役最強だと思ってやってきましたので、その姿を皆さんに見せられて良かったです。無事に、ひとつひとつ楽しませてくれたらいいと思っています」
(橋本忠明調教師)
「今回までの調教がピリッとしなかったので、今回は逆に気合いを乗せ過ぎたかなとも思いました。きょう、当日輸送で来て、馬は落ち着いていたので、力は出せると思いレースに臨みました。中間は牧場でもしっかりやってもらい、戻って時計を出し始めてから馬もレースを感じて自分で体を作り、スタッフも注意をしながら調整した結果、マイナス7キロという体で臨むことができました。
レースは、向正面から捌けたらいいなという気持ちで見ていました。普通に出てこられたので、良かったかなという気持ちでした。4コーナー先頭でも、何とか持ちこたえてほしいという気持ちでした。
背が高くなって幼さが抜けています。まだまだ上積みの余地はありそうです。今後は、交流も含めて考えたいと思います。とにかく(状態が)いい時に行きたいです。交流重賞を使っていきたいですし、そこで勝負できるなら、その上も目指していきたいと考えています。距離は2000m以上でもこなすと思います。左回りについてはやってみないとという気持ちです。思った以上に強いレースでしたから、当初の予定から考え直して、金沢(白山大賞典)を視野に入れつつ、オーナーと相談して考えたいと思います」
2着ノットリグレット(廣瀬航騎手)
「揉まれ弱いと聞いていましたので、出たなりで運ぼうと考えました。上がりはしっかり伸びてくれましたが、きょうは勝ち馬が強かったです」
3着ベストオブラック(田野豊三騎手)
「返し馬の感じから、前走より動きやすいと感じました。前走が久々でしたから、使っての上積みはあったと思います。ただ、遊ぶような面もあるので、気を抜かせないよう注意して運びました。最後は一杯かなというところからまた頑張ってくれました」
4着サンライズホープ(新庄海誠騎手)
「後ろのままだと何もできないと思ったので、前に行きました。上手く運べました。勝ち馬についていこうと思いましたが、相手が強かったです」
5着テーオーターナー(大柿一真騎手)
「ポジションとしては最高のところを取れました。下がってきた逃げ馬を捌く余裕もありました。サンライズホープを交わせなかったところが、あと一つ足りないところかなとも思います。この馬は毎回楽しみなレースをしてくれます。レベルアップがあるのなら、それを目指して調整して、重賞の舞台で良い結果を出せればと思います」
6着フラフ(杉浦健太騎手)
「ペースが急に速くなって、それについていけなくなりました。途中までは勝ち馬の後ろを取って、いけるかと思いましたが、今回は相手も厳しかったです」
8着メイショウハクサン(吉村智洋騎手)
「本来の末脚を引き出してあげることができませんでした。敗因について釈然としないところがあります。今からレースを分析して、原因を突き止めたいと思います」
9着ゴールドレガシー(吉原寛人騎手)
「馬がマイル仕様になっていたように思います。1コーナーでハミを取って、向正面では苦しくなったようです。少し(距離が)長いように感じます。みんなが動き出す前に動けたら良かったのですが、園田ではそういう場所を作りづらかったです。それと、勝ち馬は強かったです」
(取材:檜川彰人)

