9月19日(木)、園田競馬場(曇・良)で行われた2歳馬の重賞、第2回兵庫ジュベナイルカップ(ダート1400m、出走10頭)は、レース前半は5番手にいた4番人気のラピドフィオーレが3コーナーからスパートして4コーナーでは先頭に立ち、重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは1分31秒8。逃げていた2番人気のキミノハートが2馬身差の2着、さらに4分の3馬身差の3着が5番人気のジーニアスレノン、4着がイザグリーンライト、5着がレイナボニータで、1番人気のマオリは最下位の10着に敗れた。
勝ったラピドフィオーレは父ホッコータルマエ、母ナナヨンハーバー(母の父タイムパラドックス)の2歳牡馬。兵庫・田中範雄調教師の管理馬。6月に園田でデビューし、初戦、2戦目と連勝、3戦目の前走は1番人気で4着だったが、3勝目を重賞勝ちで飾った。鞍上は高知の赤岡修次騎手。
レース後のコメント
1着ラピドフィオーレ(赤岡修次騎手)
「この馬のレース映像を見て、ゲートが良くないと思っていたのですが、話を聞いたら悪くなってきているということでしたので、そこだけ気をつけて、スタートだけ出さないといけないと思っていました。ただ、きょうはトップスタートぐらいで出てくれて、ハナに行こうかとも思ったのですが、内の馬が主張していましたので、どこでもいいかなという感じで乗っていました。乗りづらいとも聞いていて、最初はそういう面を出していたのですが、馬の後ろに入れたらすごく落ち着いて、直線を向くまでかなり真面目に走ってくれました。思っていたイメージよりも真面目だという感じはしました。
見せムチをしたら反応していましたし、向正面ではいつでも前を抜ける感じはしていたのですが、気の悪さがある馬だと聞いていましたので、気をつけて乗っていました。直線では聞いていた通り手前を替えませんでしたし、最後は甘くなってきたのですが、押し切ってくれて、よく頑張ってくれました。
これから馬がしっかりしてきて、器用に立ち回れるようになれば、もっと面白いと思います」
(芳賀雅広調教師補佐)
「前走がスタートから気の悪いところを見せていたので、中間は落ち着かせるようにメリハリをつけて調整を続けました。最終追い切りだけは併せ馬でしっかりとやりました。あとはレースで騎手が上手く乗ってくれたことが大きいです。外枠も良かったのかもしれません。時計も含めて、まだ伸びしろはあると思います。
この血統は気性的な部分で難しいところがあるので、そのあたりが課題です。今後は馬の状態を見てということになると思いますが、調教師と馬主の方が相談してということになりそうです。距離は延びても大丈夫だと思います」
2着キミノハート(吉村智洋騎手)
「使うたびに成長して、良くなっています。レースは、前で競る形になって、後ろから来る形になりました。まだ幼いですからね。これはどの馬にも言えることです。とにかく素直に成長してほしいです。教えていかなければいけないことはたくさんあります。きょうは正攻法で、しんどかったかもしれませんが、良く2着と頑張ってくれました」
3着ジーニアスレノン(廣瀬航騎手)
「スタートの出は良かったのですが、砂をかぶって怯んでしまいました。以前は無かったことでした。1コーナーでも出していかなくてはならない感じでした。最後は反応してくれて伸びてくれましたが、前半で位置を取り切れなかった差です」
4着イザグリーンライト(山本咲希到騎手)
「トモの緩い現状から、ポジションはこうなるだろうと思っていました。今は、このような競馬の方が終いにしっかり脚を使えるので、良いと思います。きょうに関しては現時点での完成度の差が出ました。2歳ですがいい性格をしています。デビューしてから2歳馬離れをしたレースをしてくれていましたから、ゆくゆくは楽しみな馬です」
5着レイナボニータ(永井孝典騎手)
「まだレースも慣れていない感じで、砂をかぶって嫌がるような面を見せていました。道中は怯むような面を見せていました。1、2コーナーでスムーズさを欠く面があって、向正面で脚を使う形になり、ラストはいっぱいになりました。ただ使って良くなってきそうです。距離面では現状1400mがいいと思います」
(取材:檜川彰人)

