10月9日(木)、園田競馬場(晴・良)で行われた兵庫3歳三冠の最終戦、第8回園田オータムトロフィー(ダート1700m、出走8頭)は、菊水賞、兵庫優駿と無敗で二冠を制していたオケマルが道中2番手から2周目3コーナーで先頭、その後は後続を引き離し、2着に1秒7の大差をつけて無敗で三冠を達成した。無敗での3歳三冠達成は兵庫史上初。勝ちタイムは1分51秒6。逃げたラピドフィオーレが2着、5馬身差の3着がタンバブショウ、4着がイザグリーンライト、5着がマカセナハレだった。
勝ったオケマルは父ニューイヤーズデイ、母プレシャスヴィガー(母の父サウスヴィグラス)の3歳牡馬。兵庫の盛本信春調教師の管理馬。通算成績は8戦8勝。鞍上の兵庫・下原理騎手は、この勝利で地方競馬通算3900勝、重賞通算100勝を達成した。
レース後のコメント
1着オケマル(下原理騎手)
「ホッとしました。レース前は勝つことだけをイメージしました。最後の直線はビジョンを見ながら追っていたのですが、すごい馬に出会ったという気持ちでいっぱいです。ラピドフィオーレが逃げたのは正直びっくりしました。一騎打ちになると思っていましたので、早めに勝負を挑んでいったのですが、思いのほかこの馬が強すぎました。
休養を挟んで帰って来て、兵庫優駿の時より一段と良くなっていましたので、楽しみだと思っていました。素晴らしい馬です。ダートグレード競走を勝てたらいいと思います。(次走は園田金盃でマルカイグアスとの対決が予想されるが)あまり対決したくないですが、勝ちを意識して一緒に頑張っていきたいと思います。
(重賞100勝、地方競馬通算3900勝達成について)言葉になりません。次は4000勝を目指して頑張っていきたいと思います」
(盛本信春調教師)
「ホッとしました、それが第一です。ここまで来たら勝ちたいと思っていました。(仕上がりに関しては)自信がありました。きょうは待機馬房でも落ち着いていて、装鞍所でも変わらず、パドックを出るぐらいから気が入ってきた感じでした。いつも通りでした。レースに関しては、下原騎手に、ためすぎないようにとオーダーはしていました。騎手も同様の考えでした。ラピドフィオーレが逃げてくれて競馬がしやすくなったと思います。その逃げ馬をとらえて先頭に立った時は大丈夫だと思いました。誇らしいです。
兵庫優駿の時はギリギリでしたが、秋になってパワーアップした走りを見せてくれました。この後は園田金盃と名古屋大賞典を視野に考えています。これから古馬が相手になると、外を回って通用する相手ではないので、馬群の中での競馬もこなせるよう、挑戦者の気持ちで戦っていこうと思っています」
2着ラピドフィオーレ(田野豊三騎手)
「スタートが速ければハナを考えていました。出たら速いですし、そうでないと戦えませんから。道中はずっとハミを取ってくれました。少し行きたがる面はありましたが、この馬の力は出し切りました。最後も(課題の)手前を替えて、頑張ってくれました」
3着タンバブショウ(竹村達也騎手)
「駐立が良くなく、スタートがもうひとつでした。五分なら楽に競馬ができましたが、押したぶん、少し掛かりました。もともとそういう面がありますが、ペースも遅かったですから。長い距離もこなせますが、1400mなら折り合いの問題は無さそうです」
4着イザグリーンライト(小牧太騎手)
「もう少し勝ち馬を苦しめたかったです。ですが、4着ならよく頑張ってくれています。ワンペースのところがあるので、距離が延びた方がいいかもしれません」
5着マカセナハレ(大山龍太郎騎手)
「この時計ならこの馬としては十分走っていると思います。砂を嫌がる面がありますから、その点が課題です。後ろから運ぶのは作戦通りでしたが、結果的に上手く運びきれませんでした」
(取材:檜川彰人)

