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第26回かきつばた記念(JpnIII ダート1500m)が29日、名古屋競馬場(雨 稍重)で行われ、内寄りの進路を選択して逃げた2番人気のサンライズホーク(JRA)が押し切って、交流重賞3連勝を飾った。勝ちタイムは1分32秒6。M.デムーロ騎手の騎乗だった。5番人気のヘリオス(JRA)が2着、4番人気のスマイルウィ(船橋)が地方馬最先着の3着に入った。3番人気のシャマル(JRA)は4着、1番人気のペリエール(JRA)は5着だった。

サンライズホークは父リオンディーズ、母ローマンブリッジ(母父ブライアンズタイム)のセン5歳、青鹿毛。栗東・牧浦充徳厩舎所属。去年8月のサマーチャンピオン(佐賀)、12月の兵庫ゴールドトロフィー(園田)に続いて交流重賞3連勝を飾った。通算成績は11戦7勝(地方4戦3勝)、重賞3勝目。

レース後のコメント

1着 サンライズホーク(M.デムーロ騎手)
「どんどん強くなっています。気難しいところがある馬ですが、先頭に立っている時は止まらずに頑張ってくれます。きょうは内枠が当たって、スタートで出遅れましたが、切り替えて、内を通ることを選択しました。ずっと頑張っていました。外からヘリオスが来ましたが、まだ余裕がありましたので、これは負けないかなと思って、直線に向いたらあっという間にゴールが来た感じです。初めての競馬場で、初めて乗って、勝てて良かったです」

(牧浦充徳調教師)
「スタート後にごちゃついて、後手を踏みましたが、空いていたインコースから上がっていったのはジョッキーの好判断だったと思います。外からヘリオスが来ましたが、逆に集中して、最後まで走ってくれました。前走ぐらいから体が一回り大きくなって、パワーアップしましたが、精神的にはピリピリするところがあったりして、難しい馬です。それでもこの3戦は安定して勝ち切ってくれていますし、いろいろな面で成長しているのだと思います。
この後は、馬の状態が大丈夫なら、高知の黒船賞を考えています。今年はJBCスプリントを目標にしていますが、まだ賞金を加算しないと出られませんので、この先も確実に賞金を加算していけたらと思います」

2着 ヘリオス(武豊騎手)
「馬は元気良く、自分の力は出してくれたのですが、勝ち運が無いです。立派です」

3着 スマイルウィ(矢野貴之騎手)
「きょうはやんわりと乗りすぎたかもしれません。それでも、久々に2列目からの競馬で、砂をかぶる展開になりましたが、よく来てくれたと思います。馬は戸惑っているようなところがありました」

4着 シャマル(川須栄彦騎手)
「きょうは外枠でしたし、今開催の傾向も踏まえて、陣営とも外を回す競馬をする話はしていました。3コーナーから1、2着馬に並んでいくイメージでしたが、内を通っていた2頭に比べ、外を回っていたぶん、差を詰められませんでした。良く頑張っているのですが、内と外の差が出てしまいました」

5着 ペリエール(B.ムルザバエフ騎手)
「ウィルソンテソーロがこのレースを勝った時のような形をイメージして、プラン通りの乗り方はできました。3コーナーの反応は良く、前を捕まえられるかと思ったのですが、直線では反応が無く、最後の100mは疲れてしまっていました。敗因はよくわからないです」

(取材:三浦拓実)

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