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2月25日(日)に阪神競馬場で行われる第68回阪急杯(GIII)に出走を予定しているアサカラキング(牡4、美浦・斎藤誠厩舎)について、騎乗予定の斎藤新騎手のコメントは以下の通り。

「三走前の中京から距離を詰めて3連勝してくれたのはこの馬のポテンシャルだと思いますし、前走の山城ステークスも、京都で馬場が難しかったのですが、最後も馬場のどこを通るかを選ぶ余裕がありましたし、余力たっぷりでゴールしてくれたと思います。

ずっと長い距離を使っていて、自分も一度長い距離のレースに騎乗したのですが、すごく前進気勢があって、パワーがあり、道中力んでしまう部分があったので、思い切って、調教師に、距離を詰めてみたらどうでしょうかと話をしました。そこで距離を詰めて使ってもらえたのが連勝の理由のひとつなのではないかと思います。

もともとスタートが上手な馬で、二の脚も速い馬なのですが、距離を詰めてからもそれを上手に発揮してくれていますし、何といってもいいスピードを最後まで持続できるというか、バテずにしっかりゴールまで脚を伸ばしてくれるというのがストロングポイントなのではないかと思います。前走も、道中はすごくリズム良く運べていましたし、3コーナー過ぎからの反応もすごく良く、これで捕まったら仕方ないというぐらいの手応えでした。最後は自信を持って追い出すことができました。

引っ掛かるわけではないですが、ストライドがきれいな馬なので、あまり揉まれたくないという意味である程度自分でポジションを取りに行く競馬をしています。別にハナにはこだわっていないですし、結果的に競馬の流れでハナに行っているという感じですので、特に気性が影響しているわけではないです。

阪神コースは一度勝っている舞台ですし、開幕週というのもこの馬にとってはすごくいいのではないかと思います。輸送を3回クリアしてくれたのも大きなポイントだと思いますし、舞台に関しては何も不安なく挑めるのではないかと思っています。北海道でこの馬の調教に乗ったことがあるのですが、調教では引っ掛かること無く、大人しくて乗りやすいタイプです。落ち着いた雰囲気があるので、輸送も問題無くこなしてくれているのではないかと思います。

親子で重賞を勝ちたいですし、去年の夏、ワールドタキオンで悔しい思い(エルムステークスで2着)もしましたので、ここで何とか結果を出して2人で喜びたいと思います。今回は重賞で、メンバーは強くなると思いますが、3連勝してきたこの馬の力を信じて頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

(取材:三浦拓実)

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