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6月1日(木)、園田競馬場(曇・稍重)で行わわれた全国交流の重賞、第61回六甲盃(ダート2400m、出走12頭)は、2周目3コーナーから地元兵庫のラッキードリームと高知のグリードパルフェのマッチレースとなり、ゴールまで長く競り合いを繰り広げた末、高知のグリードパルフェがアタマ差ラッキードリームに競り勝った。勝ちタイムは2分44秒6。2着がラッキードリーム。3着は佐賀のヒストリーメイカーで、2着とは大差(1秒7差)がついた。4着は大井のウラノメトリア、5着は兵庫のナムラタタだった。

勝ったグリードパルフェは父トビーズコーナー、母エムオーフィーバー(母の父メジロマックイーン)の7歳牡馬。高知・田中守調教師の管理馬。鞍上は高知の赤岡修次騎手。通算成績は56戦10勝。重賞は、今年3月、佐賀のはがくれ大賞典に続いて3勝目となった。

レース後のコメント

1着グリードパルフェ
(赤岡修次騎手)
「(ゴールの瞬間は)ほっとしました。前回のオグリキャップ記念も外から少しだけ差されてしまい、並んでいたら交わさせないので、他の馬がピュッとくるなという感じでした。横にいたのがラッキードリームで、どのくらい力が残っているかという感じでしたが、しのいでくれたので、もともとの地力はこの馬も高いのだと思いました。高知では2年前に高知県知事賞を勝って、そこからはがくれ大賞典までなかなか重賞を勝てませんでしたが、遠征の長い距離のレースをたくさん勝っていけるように頑張っていきたいと思います。
きょうは多少カリカリしていましたが、馬場に出てから落ち着いてくれました。成長しているというか、他場に来ても落ち着いて走ってくれるので、それが力を出せている結果かと思います。かなりペースが遅かったので、ラッキードリームが先に動かないのなら動こうというのは思っていました。先に行って自分のペースを作っておこうと思って、それが、結果的にラッキードリームが来てからも粘りに繋がったのではないかと思います。
園田ではたくさん重賞を勝たせてもらって、いろいろな調教師さんからも依頼をいただいて、相性のいいところだと思っています。これからも来る機会があれば頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします」
(山頭信義厩務員)
「前走より仕上がりは良かったです。気合が乗っていました。この馬は長い距離がいいですね。2000mでも短いくらいです。並んでしぶとい馬です。前走のよう一気に交わされると厳しいですね。しばらくは(高知)県外の2000m以上のレースを使いそうです。今後が楽しみです」

2着ラッキードリーム
(下原理騎手)
「最後並びかけた時、相手がもう一度ハミを取って伸び返されました。スタンド前で誰かが行くのかという感じで見ていましたが、自分から積極的に行っても良かったのかなと思う部分もあります。ただ、ペースも良かったので、あの位置から運ぶことを選択しました。ショックでした」

3着ヒストリーメイカー
(石川慎将騎手)
「白鷺賞(を勝った時)のような感じがありませんでした。2周目の2コーナーから勝ち馬について行きたかったのですが、もたついてついていけませんでした。年齢的にズルくなっているのかもしれません。ただ、地元より兵庫の馬場が合いますね。走りがいいです。

4着ウラノメトリア
(吉原寛人騎手)
「スタートが良かったのですが、ハナを奪い返されました。でも、無理はせず、レースはいいリズムで運べました。反応はありましたが、直線になると脚色が同じぐらいになりました。理想の競馬はできました」

5着ナムラタタ
(田野豊三騎手)
「向正面でもいい脚は使っていました。そこでジッとしていたら上の着順もあったかもしれませんが、勝負しに行っての結果ですから。上位2頭は強かったです。馬はすいぶん大人になっていました」

(取材:檜川彰人)

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