5月3日(祝・日)に京都競馬場で行われる第173回天皇賞(春)(GI)に出走を予定しているクロワデュノール(牡4、栗東・斉藤崇史厩舎)について、追い切り後に行われた斉藤崇史調教師の共同記者会見でのコメントは以下の通り。
「前走の大阪杯は、去年の秋があまり思ったようなレースができず、立て直しての一戦で、取りこぼせないという気持ちもあったのですが、どういう競馬をするだろうというところで、最後はひやひやする部分もありましたけれども、きっちりとらえたあたりはさすがだなと思いますし、改めて、ことしはこの馬でどこまでチャレンジできるかなという気持ちで頑張ろうと思いました。
まだ100%とは言えない状態ではあったかと思いますが、その中であれだけフラフラして、それでも前をとらえるあたりは能力が高いと改めて思いましたし、復活と書かれたりしていましたが、復活というよりも、ようやくこの馬らしい競馬ができたのではないかという意味で、ほっとしたという感じです。
前走後は在厩で調整してきました。在厩で競馬を使うのはフランス遠征の時以来で、トレセンでは初めてでしたので、どうしようかと思いながら、馬の状態を確認しながら乗り出したのですが、思った以上に気持ちが抜け過ぎてしまったようなところがありましたので、そのぶん先週はしっかり動かそうと思って、しっかりした追い切りをしました。
一週前の追い切りは、もう一度スイッチを入れる意味で、3頭併せの外から並びに行くような形で、最後はしっかりやってみました。最初の動き出しの反応など少し重たさはありましたが、動き自体は悪いわけではありませんでしたし、あれでたぶん変わってくるだろうと思って追い切りを終えました。
その後、日曜日(26日)にも団野騎手が乗って時計を出したのですが、思った通り反応も良くなって動きも良くなっていましたので、きょうの追い切りに関しては、それほどガシガシ追うところまでは必要ないと思い、前にオープン馬(グロリアラウス)を一頭置いて、それを見ながら、4コーナーを抜けていくところと並びにいくところの反応だけ見てほしいという内容でした。先週よりも格段に良くなっていましたし、体の使い方を含めて、いい方向に向いたと思っています。
お父さん(キタサンブラック)も天皇賞(春)を勝っている馬ですし、それほど心配いらないのではないかと思っているのですが、一周半走るのも初めてですし、最初の3、4コーナーの下り坂をいかにスムーズにこなせるかというところが今回の課題だと思っていますので、そこさえこなせれば全然問題無いのではないかと思います。
最近、1コーナーまで少し力むようなところがあり、凱旋門賞の時も少し噛んでしまいましたし、ジャパンカップでも、大阪杯でも、1コーナーで少し力んでいました。今回は最初の3、4コーナーが下り坂ですので、3コーナーに入るまでに何とか折り合いがつくように、そこだけ気をつけてやってもらいたいと思っています。
普段の調教では力むところもありませんので、競馬に行くと、どうしても気持ちが乗るぶん、そういうところを出してしまうのではないかと思いますし、凱旋門賞であのようになってしまったというのがその後のレースに響いている部分もあると思います。ただ、ジャパンカップはあまり前に壁もできず1コーナーで結構噛みましたが、大阪杯ではそれほど噛まず、1コーナーに入る段階である程度折り合いをつけることができていたように思いますので、それが今回につながってくれたら、スムーズにこなせるのではないかと思います。
前走ではギリギリでしたが、久々にGIを勝つことができて、自分にとっても、馬にとっても、自信につながったと思っています。初めてこれだけ間隔を詰めてレースに使うのですが、体調も良いですし、いい状態で使えると思います。今週末も皆さんにいい競馬を見せられるように頑張っていきたいと思いますので、また応援よろしくお願いします」
(取材:三浦拓実)


