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大井競馬場(曇、良)で11日、南関東牝馬三冠路線の二冠目・第37回東京プリンセス賞(SI、ダート1800m)が行われた。道中は3番手で追走した2番人気のサーフズアップ(船橋)が直線でしぶとく脚を伸ばし、2番手から先に抜け出していた3番人気のボヌールバローズ(大井)をゴール前で差し切った。勝ちタイムは1分53秒4。2着はボヌールバローズ、圧倒的1番人気だったメイドイットマム(船橋)は3着だった。

サーフズアップは父ドレフォン、母ハッピーウェーブ(母父ゴールドアリュール)の牝3歳、毛色は鹿毛。通算8戦3勝、重賞2勝目。船橋の山下貴之厩舎所属。今年2月のユングフラウ賞(浦和)で重賞初制覇。牝馬三冠初戦の桜花賞(浦和)は2着だった。騎乗していた御神本訓史騎手は前日の羽田盃(大井)に続く重賞制覇となった。

【レース後のコメント】

1着 サーフズアップ(御神本訓史騎手)
「1頭強い馬はいましたが、この舞台で勝ち切ってくれて嬉しく思います。いつもスタートは悪くないので、行けたところでレースをしようと思いましたが、ちょうど笹川くんの有力馬が前にいたので、良いところに収まったと思います。今日は向こう正面で砂を被せた分、折り合いもつきましたし、直線はジリジリですが、しっかり伸びてくれるので、信じていました。デビューした時から優秀な成績でずっと走ってくれていて、意外に器用なところもあるので、(関東オークスが行われる川崎の)左回りも問題ないですし、強い相手とどのくらいやれるのか、楽しみにしています。(2日連続の重賞制覇で)こういう有力馬に騎乗させていただいて、皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。今日はサーフズアップの応援、ありがとうございました。この後は関東オークスに行くと思いますが、中央馬相手となって、距離も延長して、条件は厳しくなりますが、精いっぱい頑張って良い結果が残せるようにやっていくので、これからもサーフズアップの応援、よろしくお願いします。今日はありがとうございました」

(山下貴之調教師)
「作戦は騎手にお任せでしたが、上手く折り合いをつけてくれて、向正面で大丈夫かなと思いました。折り合いがついたのが一番でしたね。今日は3歳牝馬の1800mでしたし、成長とともに距離適性も変わってくるかもしれません。このあとは(東京)ダービー、関東オークス、休養のどれかです。目一杯走りましたから、馬の様子を見て決めようと思います」

2着 ボヌールバローズ(笹川翼騎手)
「上手く行きましたし、一生懸命頑張っています。最後の最後に1頭になるとソラを使ってしまいました。その辺りはもう少し上手く乗ってあげられたのでは、とも思います。運びは完璧でしたが......」

3着 メイドイットマム(本橋孝太騎手)
「終始ストレスのかかる競馬でした。外に出す事が出来ませんでした。位置取りとしては理想的でしたが、もう少し気分良く走らせてあげたかったです。ただ、並の馬ならやめてしまうような所でもやめていないですし、伸びていました。負けてしまって悔しいですが、これからに繋がるレースにはなったと思います」

5着 エオリエンヌ(吉原寛人騎手)
「しっかりと溜めた分、しっかり伸びてくれました。このメンバーでよく走ってくれています。距離もこなしてくれました。ずっと手応えがあって進められましたし、内容は良かったです」

(取材:大関隼)

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