10月10日(木)、園田競馬場(晴・稍重)で行われた兵庫3歳三冠の最終戦、第7回園田オータムトロフィー(ダート1700m、出走12頭)は、兵庫優駿を勝った1番人気のマルカイグアスが中団から2周目3コーナー手前で一気にスパート、4コーナーでは先頭に立ち、二冠を達成した。勝ちタイムは1分53秒4。インコースを進んでいた牝馬のプリムロゼが4馬身差の2着、外から追い上げたファッシネイトパイがクビ差の3着、4着はウインディーパレス、5着はクラウドノイズだった。
勝ったマルカイグアスは父マクフィ、母ノルウェーノモリ(母の父ディープスカイ)の3歳牡馬。兵庫・橋本忠明調教師の管理馬。通算成績は9戦4勝。鞍上は兵庫の鴨宮祥行騎手。
レース後のコメント
1着マルカイグアス(鴨宮祥行騎手)
「強かったです。兵庫優駿の時は、3コーナーから自分自身が不安で、慌ててしまっていたのですが、きょうは自信を持って強気で行って、最後も止まることはないだろうという感じで追っていました。枠の並びを見て、外からプレッシャーがかかるような展開にはならないだろうと思っていましたが、最初のコーナーの入りは思った通りでした。途中で吉村さん(レイアンドダンス)が動いてきましたが、それをパスしてでも向正面で一気に動いていける自信はありました。直線は兵庫優駿の時ほど離れていませんでしたので、足音は聞こえましたが、強かったです。
これだけの馬に乗せていただいていますので、恥じないように頑張るだけです。古馬との対戦になるときょうのような競馬は苦しいと思いますが、斤量差とかもありますので、とても楽しみな存在になってくると思います」
(橋本忠明調教師)
「前走後、牧場に放牧に出ていましたが、一か月前に戻して、最終追い切りは今までで一番いい反応でした。夏を越えての成長を感じました。体重はこれぐらい(プラス10kg)戻そうとは思っていましたが、見た目に緩さは感じました。これでどこまでやれるかと思い、勝負できるようであれば、次は園田金杯と考えていました。勝ててホッとしています。
(作戦について)鴨宮騎手には4コーナーをゴールのつもりでと、先頭に並びかけるつもりでと話していました。本人も自信を持っているようで、慌てるところはありませんでした。先々楽しみになる内容でした。
夏を上手く越せたことが大きかったです。順調に調整できたことが良かったです。(厩舎の先輩の)ジンギを超えるように頑張ってもらいたいです。この後は、牧場で坂路で鍛えてもらって、園田金杯に直行することを考えています」
2着プリムロゼ(杉浦健太騎手)
「外を勝ち馬が捲っていった時に、少し挟まれるようなところがありました。この枠から理想的な位置で脚をためることができました。前回、馬群の中で運んだ競馬が生きてきました。しっかり馬込みの中から伸びていますし、成長を感じます。競馬の幅が広がりました」
3着ファッシネイトパイ(赤岡修次騎手)
「本格化してくれば走ってくると思います。背中がいいです。返し馬から本当に良さを感じました。ただ、現状、トモが緩くて、最後は頭が高くなる面を見せていました。今回は、ただ負けたということではなくて、ポテンシャルの高さを感じたレースでもありました。そのうち重賞でもチャンスがありそうです」
4着ウインディーパレス(小牧太騎手)
「初騎乗なのでわからないところもありますが、距離はもう少しあっても良さそうな馬です。休み明けで、もたついたところがあったのかもしれません。早めに動かしにいきましたが、勝ち馬とは脚が違いました。(勝ち馬が)来るのはわかっていたので、早めに動かしたのですが。使って良くなりそうです」
5着クラウドノイズ(大山龍太郎騎手)
「レースそのものは思い通りに運べました。ほぼラチ沿いを自分のペースで運べました。(勝ち馬が)いつ来るか、見ながら運びましたが、来たらあっという間で、勢いが違いました」
(取材:檜川彰人)

