24日（日）に中京競馬場で行われたメイケイエールの引退式での、荻野要調教助手、日比野哲也調教助手、吉田貴昭厩務員、生産者であるノーザンファームの、ノーザンファームしがらきの松本康宏場長のコメントは以下の通り。

荻野要調教助手のコメント
「常にメイケイエールちゃんに怒られていました。馬房とかでも、耳を絞って、ずっと怒られていました。結果、最後まで僕の片思いでした。寂しくなりますが、エールちゃんには次の仕事がありますので、無事にいい子を産んでくれたらなと思います」

日比野哲也調教助手のコメント
「僕は新馬戦の前まで乗っていましたが、それ以降、メイケイエールの調教に騎乗することは無かったので、比較的良好な関係だったと思います。また、この馬は本当にすごい馬だと思っていますし、勇気と感動をたくさんもらいました。こんなにたくさんのファンの皆様に愛していただける馬はなかなかいないと思いますので、本当に感謝でいっぱいです。これからメイケイエールにはたくさん大変な仕事が待っていると思いますが、これからの生涯に幸多からんことを祈っています」

吉田貴昭厩務員のコメント
「最後にメイケイエールと一緒にベストターンドアウト賞を受賞することができて本当によかったなと思います。最近、引退レースのことで寂しくないですかと聞かれることが多く、実感が湧かないと答えていたのですが、いざ引退式となると寂しく思います。今日も一生懸命に走ってくれて、泥だらけで帰ってきてくれただけで良かったです。
メイケイエールは、今後、北海道に行って繁殖生活を送るわけですが、会いに行ける機会があれば会いに行きたいと思うので、忘れないでいてほしいなという思いです。今までありがとうございました」

生産者 ノーザンファームしがらき松本康宏場長のコメント
「これほど多くのファンの皆さんに引退式として見送ってもらえるのは、非常にノーザンファームとしても光栄です。GIは勝てなかったですが、すごく個性的で、かつ強い時はすごく強いという力を見せられたのが、本当に彼女の魅力だったのかなと思います。これからも皆さんに応援してもらえるような馬をどんどん作っていきたいなと思います。
メイケイエール自体、しがらきの方ではスイッチがオフになるので、どちらかというと大人しい、扱いやすい部類の馬でした。調教の時は多少行きたがるところはあるのですが、実際、しがらきでの調教は、馬をなだめてあげるというか、できるだけ乗りやすく、そういうテンションというところを目指してやっていました。繁殖に行けば大人しくしてくれるのかなと思っています。
できれば、子どもも、競馬でも大人しく、調教師さん、助手さん、ジョッキーの言うことを聞いてほしいです。ただ、一生懸命走るところだけは引き継いでもらいたいなと思っています」

（JRA発表）