11月1日(水)、園田競馬場(晴・良)で行われた全国交流の3歳の重賞・第57回楠賞(1400m・出走12頭)は、3番人気のボヌールバローズ(大井)が道中は逃げて、3コーナーでスペシャルエックスに交わされながらも、直線ではまた差し返して勝利した。勝ちタイムは1分28秒5。4馬身差の2着が1番人気のスペシャルエックス(北海道)、さらに1馬身3/4差の3着は8番人気のラビュリントス(川崎)だった。
勝ったボヌールバローズは父へニーヒューズ、母ジュリエットソング(母の父ディープインパクト)の3歳牝馬。大井・福永敏調教師の管理馬。通算成績は10戦4勝。重賞は2022年のラブミーチャン記念(笠松)に続いて2勝目。鞍上は金沢の吉原寛人騎手。
レース後のコメント
1着 ボヌールバローズ(吉原寛人騎手)
「最後はすごい根性を見せてくれました。空馬に前をカットされて一瞬怯んだ隙に交わされましたが、脚を使っていなかったので外に切り替えたらよく伸びてくれました。レースは良いスタートからすんなりハナを切れてマイペースで運べました。道中の手応えは良かったのですが空馬には注意しました。前走は名古屋競馬場の秋の鞍でハイペースの中、先行して踏ん張ってくれて力を感じていたので、今回結果を出せて良かったです。先々楽しみな馬です」
(福永敏調教師)
「最後、砂を被る形になり怯むようなところがありましたが、そこから上手く外に立て直してもうひと伸びしてくれました。新しい面をみせてくれました。これは今後に繋がります。レースは厳しい展開が予想される中、吉原寛人騎手が上手く主張して、空馬の不利がありながらイメージ通りの競馬をしてくれました。ただ空馬で後続の馬が不利を受けた分、恵まれたところもあったと思います。あと、オーナーの理解もあって大切に使わせてもらったことも良かったと思います。セールスポイントは、スピードと燃えそうになりながら我慢できるところです。自分をコントロールできます。まだ伸びしろがありそうです。今後は一息入れて暮れの大井の東京シンデレラマイルに参戦出来ればと考えています」
2着 スペシャルエックス(田中学騎手)
「2番手で運ぶとフワフワしたままですね。ずっと息が入らない感じでした。やめないようにずっと促している感じでした。でもこの競馬で2着ですから本当によく頑張ってくれたと思います。ゲートは普通に出てくれています」
3着 ラビュリントス(岩橋勇二騎手)
「前半で噛んでしまいました。出していったというところもありましたが、そこですんなり折り合えば良かったのではないかと思います。もう少し脚を使えたと思います。でも砂を嫌がることなく頑張ってくれました」
4着 サーフズアップ(御神本訓史騎手)
「1コーナーで隣の馬の落馬に巻き込まれました。これが全てです。一旦気持ちが切れながら最後また盛り返してくれて、よく頑張ってくれています」
5着 ヒメツルイチモンジ(下原理騎手)
「1コーナーの(落馬の)不利が響きました。あれが無ければもう少し上位に食い込めたと思います。それでも5着に来てくれましたから、牝馬としては頑張ってくれています」
(取材:檜川彰人)

