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3歳馬による地方全国交流重賞の第56回楠賞が2日、園田競馬場(晴、良)のダート1400mで行われた。2番手につけた2番人気のエコロクラージュ(兵庫)が直線で先んじて抜け出して、後続の追い上げをクビ差抑えて優勝。吉村智洋騎手の騎乗、勝ちタイムは1分29秒6だった。2着には1番人気のリヴィフェイス(船橋)、3着には3番人気のクリノメガミエース(兵庫)が入った。

エコロクラージュは父コパノリッキー、母バヤル(母父フレンチデピュティ)の牡3歳・栗毛。兵庫・保利良平厩舎所属。9月の園田オータムトロフィー(園田)を無傷の6連勝で制して重賞初制覇、続く秋の鞍(名古屋)は3着に敗れたが、このレースで重賞2勝目を挙げた。通算8戦7勝。

【レース後のコメント】

1着 エコロクラージュ(吉村智洋騎手)
「(今日跨った感じは)いつもより(馬は)ピリついていました。いい意味で気合いが乗っていました。他場の馬もいて、ごちゃつくことも考えましたが、バウチェイサーが行ってくれたので、理想通り2番手から運べました。2コーナーまではゆっくりと入れて、その後はバウチェイサーが離し気味に行ったので上手く運べました。前(の馬)は捕まえられると思っていました。ただ、前走の名古屋で抜け出したところで遊ぶところがあったので、そこが心配でした。今回からブリンカーを使うことになっていました。追い切りの動きも良く、道中の感触も良かったので、抜け出しても押し切れるのではないかと信じていました。直線は最高でしたね。(後続馬が来ていましたが)勝てると思っていました。最後は遊んでいましたが、前走ほどではありませんでした。この馬はセンスの塊です。まだ伸びしろがありそうです。ゆくゆくは上のもっと強いメンバーと戦わなければいけませんが頑張ってもらいたいです」

3着 クリノメガミエース(吉原寛人騎手)
「こういう形(終いを活かす)でレースを出来たことは収穫です。具合も良く馬も成長して、いい脚を使ってくれました。着差が着差だけに悔しいのですが、馬は良く頑張ってくれました」

4着 ガルボマンボ(林謙佑騎手)
「いつも最後はいい脚を使ってくれるので、それを頭に入れて運びました。もう少し内で競馬をすることを考えていましたが、外目で運ぶことになり、前には届きませんでした。ペースも少しスローでしたね。この馬は伸ばしていくぐらいがいいですからね。(距離は)長い方がいいですね」

5着 バウチェイサー(廣瀬航騎手)
「直線は止まってしまいました。でも、もう一つ上のギアがある馬だと思います。馬は頑張ってくれています。これから良くなります」

(取材:檜川彰人)

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