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10月30日(水)、園田競馬場(晴・重)で行われた牝馬重賞、第21回兵庫クイーンカップ(ダート1870m、出走8頭)は、スタートで出遅れて序盤は最後方だった1番人気のハクサンアマゾネスが1コーナー手前から位置を上げ、2周目の3コーナーでは先頭、迫ってきた地元兵庫のスマイルミーシャを振り切り、3戦ぶりの勝利を挙げた。勝ちタイムは2分4秒8。兵庫クイーンカップは去年に続く連覇で、通算重賞勝利数を地方競馬最多タイとなる25勝とした。2馬身2分の1差の2着がスマイルミーシャ、5馬身離れた3着がブルレスカ、4着がマルグリッド、5着がエントラップメントだった。

勝ったハクサンアマゾネスは父シルポート、母オークヒルズ(母の父ブライアンズタイム)の7歳牝馬。金沢・加藤和義調教師の管理馬。鞍上は金沢の吉原寛人騎手。通算成績は43戦30勝。

レース後のコメント

1着ハクサンアマゾネス(吉原寛人騎手)
「きょうは機嫌が良くなかったみたいで、ゲートの中でなかなかトモが着地せず、自分もいろいろやっていたのですが、それがまた気に食わなかったようで、暴れるそぶりになってしまいました。それがスタートにつながりましたが、極端な枠でしたので、位置取りを考えなくていいと思って、逆に腹を括って後ろの方から行きました。もう一頭スタートで遅れたスマイルミーシャをマークしながらという感じでした。スマイルミーシャが一瞬動きが悪そうなところを見せたので、そこで一気にさばいておこうと思って、3番手まで動きました。その後は、他の馬との手応えが違いましたので、気分良く行ってしまおうと思いました。改めてこの馬のすごさを感じました。デビュー戦とか、はじめの頃は、スタートが全然決まらず、後ろから追い込んで勝つというレースばかりでしたので、心配はしていなかったです。
(重賞25勝は地方競馬の重賞勝利タイ記録だが)本当にすごい記録だと思いますし、年内でもうひとつ積み重ねて、26にしたいという思いはあります。ファンの皆さんの応援のおかげです。ありがとうございました」
(加藤和義調教師)
「スタートはゲート裏で見ていました。出遅れましたね。前走もそういった面がありましたから、今回もその時のイメージで見ていました。ただ、追い切りから状態の良さは感じていましたので、一番後ろからになっても捲りきれる自信はありました。騎手が、落ち着いて、馬の力を信用して運んでくれたことが大きかったです。本当に良く頑張ってくれる馬です。正直、記録のことより無事に帰ってきてくれたことが何よりです。晩成型なのか、6歳以降になって本当に良くなってきました。3、4歳の頃は能力だけで走っていた感じです。今は馬がレースを理解している感じです。今後はあと一戦で引退ということになりそうです」

2着スマイルミーシャ(吉村智洋騎手)
「前走もゲートの駐立が悪く、不安はありました。今日もそれが出た感じです。タイミングがずれてしまいました。向正面で勝ち馬が上がっていった時に、脚を無くさないよう、あえてついて行かず、直線で出し抜けを狙う形で勝負しました。それでも最後は詰めきれませんでした。相手(勝ち馬)が出遅れたタイミングでこちらも出遅れました。それが本当にもったいなかったです」

3着ブルレスカ(山本咲希到騎手)
「今回の(1870mという)距離は本質的に長いので。道中は脚をためて、上がり400mの競馬に徹しました。ポジションも理想通りで、道中も一頭ポツンと走ったぶん、気を使わずリラックスして走ってくれました。前走は1230mを使いましたから、噛んだら嫌だなと思っていましたが、そこも無事にクリアしてくれました。3、4コーナーは夢を見ました。ただ、距離適性から、最後の200mは止まってしまいました。その中で本当によく頑張ってくれました」

4着マルグリッド(下原理騎手)
「思った以上に良いポジションにつけられました。3、4コーナーからは上位2頭が桁違いでした」

5着エントラップメント(鴨宮祥行騎手)
「先行するこの馬の競馬でした。もう少し離して楽に行きたかったのですが、2番手が横に来ていたので、力みながら運ぶ形になりました。勝ち馬は強かったですが、こういったレースを経験して成長してくれればと思います」

(取材:檜川彰人)

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