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「2023年度JRA賞」受賞馬選考委員会が行われ、記者投票の結果に基づき、年度代表馬および競走馬各部門の受賞馬、特別賞が決定した。年度代表馬にはドバイシーマクラシック、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップと2023年に国内外のGIを4戦全勝したイクイノックスが選出され、2年連続で年度代表馬に選ばれた。特別賞にはウシュバテソーロ(美浦・高木登厩舎)が選出された。

○競走馬部門
年度代表馬 イクイノックス(美浦・木村哲也厩舎)
最優秀2歳牡馬 ジャンタルマンタル(栗東・高野友和厩舎)
最優秀2歳牝馬 アスコリピチェーノ(美浦・黒岩陽一 厩舎)
最優秀3歳牡馬 タスティエーラ(美浦・堀宣行厩舎)
最優秀3歳牝馬 リバティアイランド(栗東・中内田充正厩舎)
最優秀4歳以上牡馬 イクイノックス(美浦・木村哲也厩舎)
最優秀4歳以上牝馬 ソングライン(美浦・林徹厩舎)
最優秀スプリンター ママコチャ(栗東・池江泰寿厩舎)
最優秀マイラー ソングライン(美浦・林徹厩舎)
最優秀ダートホース レモンポップ(美浦・田中博康厩舎)
最優秀障害馬 マイネルグロン(美浦・青木孝文厩舎)
特別賞 ウシュバテソーロ(美浦・高木登厩舎)

・各部門の投票結果(満票は295票)
〈年度代表馬〉   
1位イクイノックス 293票
2位リバティアイランド 2票

年度代表馬となったイクイノックスの関係者のコメントは以下の通り。

【馬主:(有)シルクレーシング 米本昌史代表取締役】
「大変名誉ある年度代表馬に選出いただき、誠にありがとうございます。特に猛暑を乗り越え更なる成長を遂げた秋の2戦、天皇賞(秋)とラストランとなったジャパンカップでのこの馬の完成形とも言える走りは、とても印象的なものでした。お世話になりました厩舎および牧場関係者の皆様、温かいご声援をいただきましたファンの皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。早ければ2027年にはデビューしてくるイクイノックスの子供達には、本馬が成し遂げられなかったクラシック制覇を期待したいと思います」

【木村哲也調教師】
「この度は管理馬でありましたイクイノックスが年度代表馬に選ばれましたこと、大変光栄に思っております。2023年は、初海外、関西圏でしっかり勝ち切り、秋2戦は世界中のファンの皆様に納得していただける、世界一のパフォーマンスをしてくれたと思っております。本年からは、種牡馬としてファンの期待を背負うことになろうかと思いますが、彼ならその期待に応えてくれると思いますので、その日を楽しみにしていただきたいと思うと同時に、引続き中央競馬をよろしくお願い申し上げます」

【C.ルメール騎手】
「イクイノックスは、2023年、ハイレベルで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれ、4戦4勝というパーフェクトな成績を残してくれました。ドバイでは世界にその能力を示してくれて、直近のロンジンワールドベストレースホースランキングでも1位をキープしてくれています。宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップでは、本当のイクイノックスの強さを見せてくれて、私にとっては忘れられない馬です。ファンの皆様だけでなく、関係者にとっても彼の走りは忘れられないものになったと思います」

〈最優秀2歳牡馬〉   
1位ジャンタルマンタル 288票
2位フォーエバーヤング 7票

〈最優秀2歳牝馬〉    
1位アスコリピチェーノ 163票
2位レガレイラ 132票

〈最優秀3歳牡馬〉   
1位タスティエーラ 260票
2位ドゥレッツァ 28票
3位ソールオリエンス 5票
4位シャンパンカラー 1票
4位デルマソトガケ 1票

〈最優秀3歳牝馬〉 
1位リバティアイランド 294票
2位ブレイディヴェーグ 1票

〈最優秀4歳以上牡馬〉  
1位イクイノックス 294票
2位ドウデュース 1票

〈最優秀4歳以上牝馬〉  
1位ソングライン 275票
2位スターズオンアース 11票
3位ナミュール 4票
4位アイコンテーラー 2票
4位スルーセブンシーズ 2票
5位該当馬なし 1票

〈最優秀スプリンター〉    
1位ママコチャ 226票
2位該当馬なし 43票
3位ファストフォース 21票
4位ナムラクレア 4票
5位リメイク 1票

〈最優秀マイラー〉  
1位ソングライン 275票
2位ナミュール 11票
3位リバティアイランド 5票
4位レモンポップ 3票
5位シャンパンカラー 1票

〈最優秀ダートホース〉  
1位レモンポップ 166票
2位ウシュバテソーロ 126票
3位アイコンテーラー 1票
3位デルマソトガケ 1票
3位メイショウハリオ 1票

〈最優秀障害馬〉    
1位マイネルグロン 279票
2位イロゴトシ 15票
3位該当馬なし 1票

・特別賞 ウシュバテソーロ
【特別賞授賞理由】
ウシュバテソーロは、2023年ダートの世界最高峰のレースに果敢に挑戦し、ダートコースで行われたドバイワールドカップ(G1)を日本馬として初めて制覇し、世界にその強さを示した。また、国内でも、2年連続で東京大賞典(GI)を制するなど、昨年は国内外で重賞4勝の成績を挙げた。
2024年は地方競馬でのダートクラシック3冠競走の創設等、より全日本的なダート競走体系が新たに整備され実施される年であるが、同馬の活躍は芝レースのみならず、ダートレースにおいても日本馬の実力が世界の最高レベルにあることを印象付ける象徴的なものであったため。

※オールウェザーコースで行われた2011年ドバイワールドカップ(G1)では、ヴィクトワールピサが、日本調教馬として初優勝を飾っている。

(JRA発表)

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