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おととし2022年のセントウルステークス(GII)などに優勝したメイケイエール(牝6歳、栗東・武英智厩舎)の引退式が、24日(日)に中京競馬場で行われた。今後は、北海道勇払郡安平町のノーザンファームで繁殖馬となる予定。

関係者のコメントのうち、馬主、武英智調教師、池添謙一騎手のコメントは以下の通り。

馬主 名古屋競馬(株)代表取締役社長 加藤慎也氏のコメント
「結果は9着となりましたが、エールらしい走りを見せてくれたと思っております。エールをこれほどの馬にしていただいた武先生はじめ、厩舎スタッフの皆様、レースに騎乗し重賞勝利に導いてくださった武豊騎手、池添騎手、育成や調整で御尽力いただきましたノーザンファームの皆様、そして、いつも応援してくださったファンの皆様、この場をお借りして心から感謝を申し上げます。その想いに応えて大きな怪我なく今日まで走り切ってくれたメイケイエール、本当にありがとう。
今後、メイケイエールは、北海道のノーザンファームさんで繁殖牝馬となります。順調にいけば3年後にその子どもがターフに帰ってきます。どうか、メイケイエールの子どもたちにも温かいご声援をよろしくお願いいたします。
改めまして、応援してくださったファンの皆様に御礼申し上げます。本日はありがとうございました」

武英智調教師のコメント
「今は終わったなという感じです。約4年間なんですが、本当に一瞬でした。大変なことばかりでしたけれども、メイケイエールはよく頑張ってくれたと思います。
ここまで難しい馬というのはそうそうおらず、レースのたびに課題がたくさんあったので、いろいろ試行錯誤しながら、いろいろなことを、スタッフと、牧場関係者の皆さんと、相談しながらやってきました。すべてが思い出です。
(今回の調整は)今後のことを考えずに済むということで、ゲート中心にやりましたし、今日は悔いのないように仕上げてきたつもりです。パドックも本当によく見えましたし、4コーナーを回ってくる時は、いつもの良い時のメイケイエールの走りだなと思っていました。ただ、今日も天候に恵まれず、最後は走りにくそうにしているので、怒っているのかなとは思っていました」

池添謙一騎手のコメント
「今日のレースはゲートも我慢してくれましたし、前走と違って普通にスタートを切ってくれたので、ポジションも取りにいけました。道中はいつも掛かっていく感じでしたが、今日は我慢をしてくれました。本当にいい形で回ってこられたので、今日はいいのではないかなと思って乗っていました。綺麗な走りをする馬なので、こういう重たい馬場だとやはり向いていなくて、本当に良馬場で走らせてあげたかったと思いました。
(2021年の秋からコンビを組んできて一番印象に残っていることは)これひとつ、というのは挙げられないですが、僕は追い切りだけだったので、普段大変な思いをしているのは調教助手さんですが、本当に、常に、追い切りにしてもレースにしても緊張感があって、安心してレースに臨むことは無かったかなということです。常にこういう状況だから上手くいったからペースが大丈夫とか、そういうのは一切なくて、本当に初めてといっていい子だったので、いい経験をさせてもらいました。最後はGIタイトルを獲りたいと思っていましたが、獲れなかったのは残念です。ただ、メイケイエールには次の目標があるので、無事に終わって良かったなと思っています。
僕の前に騎乗していた武豊騎手からメッセージをいただいています。今日ドバイに向かうので、本日は出席できず、コメントをもらってきました。『常にメイケイエールに騎乗している時は悩んでいました。勝った時でも負けた時でも、無事に終わってホッとする自分がいました。』という風に言っていました」

(JRA発表)

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