29日(祝・木)、雨・重馬場の大井競馬場で行われた南関東3歳三冠の初戦=第66回羽田盃(SI・1800m・出走15頭)は、スタートを決めて道中3、4番手を追走した5番人気のトランセンデンスが直線で抜け出して勝利した。勝ちタイムは1分51秒5。
逃げ粘った2番人気のアランバローズが1馬身1/4差で2着、さらにクビ差で4番人気のランリョウオーが3着に入り、1番人気のチサットは4着だった。
勝ったトランセンデンスは父トランセンド、母タントタント(その父シニスターミニスター)という血統の3歳牡馬で通算成績は11戦3勝。騎乗した森泰斗騎手、管理する小久保智調教師(浦和)はともに昨日の東京プリンセス賞(ケラススヴィア)に続き、2日連続での重賞制覇となった。
★レース後の関係者コメント
1着 トランセンデンス
(森泰斗騎手)
「嬉しいです。去年の暮れに、ホッカイドウ競馬の田中淳司厩舎に所属していた頃に乗せて頂いた時に、クラシック向きで勝負になる、という感覚がありました。その感覚が間違っていなかったので嬉しいです。何しろ厩舎が凄いですね。どんどん馬が良くなっていますし、感謝しかありません。アランバローズが割と速いラップで逃げていましたが、無理について行って自分が脚をなくしてしまうのは嫌だったので、ついて行きすぎずについて行きました。割とマイペースと言うか、促してから反応する馬なので、3コーナーから4コーナーの頂点くらいから行きました。羽田盃を勝って次はもちろん東京ダービーを狙っていきたいですが、今日が目一杯の競馬でしたし、一度疲れを取って、ダービーに向けて頑張っていければと思います。(2日連続の重賞勝ちに)上手く行き過ぎと思うくらいですが、これからクラシックも佳境に入ってきますし、いつも以上に気を引き締めて頑張っていきたいです」
(小久保智調教師)
「嬉しいです。本当に皆さんに感謝です。前回は出遅れてしまったのですが、今日はそれなりに上手く流れに乗っているように見えました。次が本番だと思いますし、東京ダービーに向けてしっかりと仕上げていきたいと思います」
2着 アランバローズ(左海誠二騎手)
「もうちょっとでした。自分の競馬をしてこの結果ですからね。スピードは桁外れですが、今日は相手を褒めるしかありません」
3着 ランリョウオー(的場文男騎手)
「仕掛けたら駄目でした。でも今日乗って良かったです。東京ダービーで逆転します」
4着 チサット(和田譲治騎手)
「馬っぷりが良いですし、スタートも良くて、ポジションもいい所だと思いました。道中も良い感じでしたが、3コーナー過ぎで勝ち馬に行かれてしまって......。それでも直線はじりじりと伸びて、反応してくれました」
(取材:大関隼)

