6月6日(木)、園田競馬場(曇・良)で行われた全国交流の重賞、今回から距離が1870mに短縮された第62回六甲盃(出走12頭)は、抜群のスタートから逃げてマイペースに持ち込んだ地元兵庫のラッキードリームがそのまま逃げ切り、重賞12勝目を挙げた。勝ちタイムは2分3秒1。道中3、4番手から2周目3コーナーで2番手に上がった船橋のユアヒストリーがクビ差の2着。3馬身差の3着が兵庫のツムタイザン。4着は兵庫のサンライズホープ、5着は高知のガルボマンボで、1番人気だった大井のセイカメテオポリスは7着、ただ一頭の牝馬、兵庫のスマイルミーシャは12着だった。
勝ったラッキードリームは父シニスターミニスター、母サクラスリール(母の父ファンタスティックライト)の6歳牡馬。通算成績は32戦19勝、重賞はことし2月の白鷺賞以来12勝目。鞍上は兵庫・下原理騎手、兵庫・新子雅司調教師の管理馬。
レース後のコメント
1着ラッキードリーム(下原理騎手)
「きょうは前回のレースを覆すようなスタートでした。馬に任せるだけだったのですが、思った以上にゲートを出てくれました。レースプランは、理想は逃げだったのですが、悪くても2番手ぐらいまでには行きたいと思っていました。ペースもゆったりにできて良かったです。最後の4コーナーを回る時に一杯になっていたので、どうかと思ったのですが、最後は相手が来るぶん伸びてくれました。馬の底力だと思います。中距離ではチャンピオンと言ってほしいです。
前回よりも馬の落ち着きが出てきたと聞いていたのですが、きょうは返し馬も進まないぐらい大人しかったです。落ち着きすぎていて不安になったのですが、それがいい方に出たと思います。今まではゲート裏に行くと入れ込んで仕方ないぐらいでした。大人になってきて、さらに扱いやすくなるのではないかと思っています。
(新子厩舎が兵庫歴代トップの重賞67勝目となったことについて)嬉しいのですが、自分の重賞勝鞍が抜かれそうです。新子厩舎なら100勝するのではないでしょうか。自分も頑張ります。
まだまだ無事に走ってもらえたらいい結果を残していけると思いますし、結果を残せるような騎乗をしていきたいと思います。また応援よろしくお願いします」
(新子雅司調教師)
「スタートだけが心配でしたが、決めてくれました。自分はゲート(スタート地点)に行っていたので、レースそのものはしっかり見ていませんでしたが、ハナに行ったというので大丈夫かなと思っていました。後からレース映像を見たら、少しズブさが出てきたかなという印象を持ちました。今後は、金沢のイヌワシ賞まで一息入れるか、調整するかを考えて、白山大賞典から園田金杯を考えています」
2着ユアヒストリー(澤田龍哉騎手)
「前走のはがくれ大賞典のことがあったので、2列目で運びたいと思っていました。ただ、少し後ろを意識していたこともあって、結果的に前に楽をさせすぎたかもしれません。最後は交わせそうで交わせず、着差以上に相手が強かったです。ですが、休み明けの遠征競馬で、よく走ってくれました」
3着ツムタイザン(杉浦健太騎手)
「いいポジションから競馬ができました。久しぶりのぶん、どうかと思いましたが、しっかり反応してくれました。いい競馬ができたと思います。次につながる競馬になりました」
4着サンライズホープ(川原正一騎手)
「きょうはスタートもしっかり出てくれました。1700mよりもっと長い距離で、他場の重賞を狙ってもいいと思います。馬場は広い方がいいです」
5着ガルボマンボ(林謙佑騎手)
「この馬には距離が短い気がします。ゴソゴソしながらも、ゲートに関しては、きょうは出てくれました。ただ前が止まりませんでした。流れもゆっくりでした。直線もジリジリ伸びてはいます。状態は良かったです」
7着セイカメテオポリス(吉原寛人騎手)
「瞬発力勝負は分が悪いです。距離はもう少し欲しいですし、園田の馬場では器用には動けませんでした」
(取材:檜川彰人)

