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2月9日にラジオiNEWSにきてくれたwqwqの寺尾日女香(hime)さんの生誕祭ライブ「ヒメンタルヘルス2023」が19日、都内・新宿で開催された。早めに到着し、ファンの皆さんとお話する時間があった。さんみゅ~時代にライブ会場でよく顔を合わせていた方たちと旧交を暖めたり、あるwqwqファンの方は「ラジオiNEWSのチェキ、当たりました」と喜んでおられたり、集うファン同士が仲良く語らう光景は、さんみゅ~時代と変わらない。

ライブはすごく良かった。この日の主役、himeさんがライブの構成、セトリ、MCの中身など1人で考えたそうだ。小さな会場だったので、客席とステージの距離が近く、あれほどファンとアイドルの間で一体感のあるライブは初めてだった。アットホームな空気感、ファンの皆さんは優しく、ステージ上の4人はのびのび、楽しそうに歌い、踊った。

himeさんのセトリが素晴らしかった。「大好きだ何度でも~夢のしっぽ」を皮切りに、「はじまりのメロディー」や「初雪のシンフォニー」など、さんみゅ~ナンバーが怒涛のように披露され、懐かしさと嬉しさでいっぱいになった。

wqwqのライブは2回目。今回も感じたのは、歌の上手さだ。4人とも上手い。さんみゅ~の西園みすずさん、新原聖生さんの域に迫る上手さだ。ラジオご出演の時に流したオリジナル曲「Dream Chaser」は何度聴いてもいい曲だと思う。最後に披露した「真夏のファンタジー」ではhimeさんの伸びのある、マイクによく乗る声が印象的で、「せにゃんの再来だ」と思わずつぶやいたほど。アンコール時間帯にソロで披露した、いきものがかりの楽曲も、聴きごたえがあった。himeさんはラジオiNEWSにご出演された時は、かわいらしい、おとなしい印象もあったのだが、今日のステージ上のhimeさんは堂々としており、存在感が強く、アイドルらしいオーラ満載だった。

wqwqはデビューしてまだ1年ちょっと、昨年末からの休養期間もあり、世の中への浸透はまだまだこれから。今日のライブをみて、「このグループは絶対伸びる。もっと大きな会場でライブをするグループにいずれなる」という漠然とした予感を持った。さんみゅ~ファンはwqwqのライブをみて「よくぞ歌い継いでくれた」と感謝の気持ちになる。wqwqオリジナルのファンは純粋に応援する。ファン層が折り重なり、客席は他のグループでは絶対にありえない独特の温かみのある空気感に満ちる。これこそがwqwqライブ、最大の魅力だ。来月は倉田つきみ(くら子)さんの生誕祭ライブがある。ぜひまた足を運ぼうと思う。

(日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)

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