お知らせ:

ラジオiNEWS

番組へのお便りはこちら

wqwq.jpg

これまでラジオiNEWSに4回ご出演いただいているwqwqが23日、都内新宿で新曲と新衣装を披露する単独ライブを開いた。当初は6月とも言われていた新曲発表、ファンが待ちに待ったその日がやってきた。奇しくもwqwqのデビュー2周年のタイミングと重なり、ファンの喜びも2重となった。

ライブが始まる。眩しいばかりに輝く新衣装に身を包んだ4人が颯爽と登場、会場は沸き返った。1曲目の「Dream Chaser」からメンバーは気合十分、いつもより明らかにパワフルなステージにファンのボルテージもいきなり最高潮に。

新衣装は光沢のある鮮やかなブルーとピンク、デビューから2年、少し大人になった4人にふさわしい、ゴージャスな雰囲気がある。これまでの衣装はデビューから2年間、着続けた。時には自分たちで補修もした。白地が少し黄ばんだのは、ライブで流した汗と涙の勲章だ。そしてこの日、新衣装で披露した新曲が「WQWQ」だ。wqwqらしいテンポのいい明るい曲、始まってすぐにコール&レスポンスが入る。とても盛り上がる。

この日、ライブを拝見してまず思ったのは、4人の歌唱力が確実に上がっていること。wqwqはこの夏、たくさんのアイドルフェスに出演し、対バンライブの場数を踏んだ。本番での経験は人を成長させる。故野村克也さんが語っていたのを思い出した。「ブルペンで投げる1000球より、試合のマウンドで投げる10球の方が若手投手を成長させる」と。スポーツ選手もアイドルも同じだろう。観客の視線、ステージでの緊張感、その中でのパフォーマンス。練習はもちろん大事だが、実戦経験を地道に積み重ねたwqwqは見事に成長している。

6月ラジオiNEWSにご出演された時、wqwqがブレークするための作戦会議という企画をやった。リスナーからは「街中でのフリーライブをたくさんやる」というアイデアが寄せられた。wqwqはその後、実際にショッピングモールや公園、百貨店屋上など、必ずしもアイドルファンばかりではない空間でもライブを重ねた。いわばアウェーでの対外試合のようなものだ。積み重ねたそんな経験の1つ1つが、4人の血となり肉となったのだろう。

この夏、筆者も何度か対バンライブの会場に足を運んだ。持ち時間はたいがい20分ほどで、披露するのは多くても4曲くらいだ。いつも「もう少し聴きたいな」と思いつつ家路につくのだが、この日はたっぷり1時間半、お腹いっぱいwqwqを堪能した。新曲「WQWQ」は2回も聴けた。ライブ終演後、顔見知りのファンの方々と雑談し、新曲と新衣装がとても良かったと盛り上がった。wqwqの皆さんには、是非またラジオiNEWSに来ていただきたい。新曲と新衣装の披露、おめでとう。これからも応援してます。

(日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)

お知らせ

お知らせ一覧