亮的閑話 番外編 wqwq山口恋生さん生誕祭、中も外も熱かった！
ラジオiNEWSに今週、来週ご出演予定のwqwqのメンバー、山口恋生さんの生誕祭ライブ「ここなこ生誕祭 恋（ここ）っと ここキュア～ここちゃんのお誕生日」が17日、都内・新宿で開催された。この日の東京は真夏日、歩くだけで汗が滴るような暑さ。外は暑いが、ライブ会場の中も熱かった。熱心なファンが詰めかけ、山口さんの19回目の誕生日を祝った。
ｗqwqの生誕祭ライブは上半期に集中しており、この日が２３年の最終回となる。いつものように、主役となるメンバーが自ら中身をすべて考える。山口さんといえばプリキュア。この日のライブもプリキュアにちなんだ構成が多く、ほのぼのと楽しかった。山口さんは4月後半から2か月近く、構想を練り続けていたそうで、ご本人も満足のいく出来だったようだ。「終わってしまうのが寂しい」と語っていたが、それだけ思い入れたっぷりに仕上がったのだろう。
曲の合間の時間帯が最大の見せ場で、3人のメンバーの特徴を生かした設定になっていた。悪者に取りつかれたメンバーたちを山口さんがプﾘキュアパワーで救出する。ユーモラスで、山口さんらしい優しさにあふれた演出だった。
披露した楽曲も、ＡＫＢ４８などのカバー曲、プリキュア関連、さんみゅ～カバー曲、オリジナル曲とバランスよく楽しめた。ｗqwqのライブを見るたび感じるのは、そのクオリティーの高さだ。倉田さん、寺尾さんの歌唱力、松藤さんの包容力、山口さんの可愛らしさと、4人のバランスも絶妙で、いつ見ても完成度の高いステージだと思う。複数のアイドルが集まるフェスでも、何度かwqwqのライブを見たが、他のグループに比べても、ひいき目なしに質が高い。もっと売れていい。何か１つきっかけがあれば、ブレークするのにと思う。例えば、プリキュアの主題歌をwqwqが歌うとか、プリキュアのイベントにゲスト出演するとか、何かチャンスはないものだろうか。
ライブ後の特典会で、さんみゅ～時代からの顔なじみのファンの方々と談笑した。思いは同じだった。もっと売れてほしい、それだけの力がwqwqにはあると。筆者は元々、さんみゅ～ファンで、最初はその流れを汲むアイドルとしてwqwqに注目した。この1年弱、wqwqのメンバーとテレビやラジオで一緒に仕事をしたり、ライブに足を運んだりするうち、このグループを応援したいと、強く思うようになった。まずは今週から2回のラジオiNEWS、どうかファンの皆様も盛り上げていただきたい。ｗqwqがもっと大きく育つ、その日まで、一緒に応援しましょう。
（日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)
